マイカーにかかる月々の費用はいくらでしょうか。このような自家用車にかかる費用の実態についての調査結果が発表されました。
■マイカー費用 6割超が「家計を圧迫」
マイカーに毎月いくら払っているのか――。定額カーリース事業を展開するナイルが2022年2月22日、そんな自家用車にかかる費用の実態について調査をおこない、結果を発表しました。
調査対象は、家計管理を預かっていて子供がいる20代から50代の男女1169人です。2022年1月27日から2月7日にかけてインターネット上で回答を集めました。
月々の自家用車にかかる費用は「1万~2万円未満」がもっとも多く33.9%でした。以下、「1万円未満」27.9%、「2万~3万円未満」21.9%と続きます。
一方で「3万~5万円未満」は10.4%、「5万円以上」は5.9%で、3万円以上かかる人の割合は少ない結果となりました。
しかし年代別で見ると、「3万~5万円未満」の人は20代が一番多い結果に。一方で50代は「1万円未満」と回答した人の割合が一番多く、年代が上がるにつれて自家用車にかける費用が下がっていく傾向がみられます。
「自家用車にかかる費用が家計を圧迫していると感じるか」という質問では、62.4%が「感じる」がと回答。
年代別だと「家計を圧迫していると感じる」と回答した人は20代がもっとも多く71.5%で、年代が上がるにつれて負担を感じる人が減少していく傾向がみられました。
費用を減らすためにしていることについては、「エコドライブ」「走行ルートの見直し」といった燃費の改善や、「ガソリンを満タンにしない」「安いガソリンスタンドに切り替える」といったガソリン代の節約を挙げた人が多数。
また、「安い保険に切り換える」「保険の契約内容を最低限にする」といった保険料の見直しや、「車検先を精査する」「駐車場代を安くする」という回答もありました。
さらに「必要な時しか車を使わない」「車に乗る頻度を少なくしている」といった、そもそも車を使わないことを選ぶ人もいました。
ナイルによると、この質問は男女差が大きく出る結果となり、男性の多くは、エコドライブなど運転の仕方で費用を下げようとする傾向がある一方、女性は「使わない」「ガソリン代の見直し」など、費用の増減を把握しやすい方法を選ぶ傾向がみられたといいます。