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BMW初のFFモデルが2代目に激進化! BMW新型「2シリーズアクティブツアラー」欧州登場 日本ではいつ?

くるまのニュース 2022年2月27日 19時10分

BMWモデルとして初めてFFを採用した「2シリーズアクティブツアラー」が2代目になり、欧州市場で登場しました。定評のあった室内スペースはより広くなっています。

■CセグメントのFFモデルはさらに広くなった室内空間が魅力

 独BMWは2022年2月23日、欧州で新型「2シリーズアクティブツアラー」を市場導入し、同時に国際試乗会が開催されました。

 初代2シリーズ アクティブツアラーは、2014年3月に開催されたジュネーブモーターショーにおいて世界初公開されたモデルで、BMWブランドとしては初のFFモデルとして登場しました。

 今回登場した2代目となる新型2シリーズ アクティブツアラーは、2021年10月に世界初公開されました。

 全長4386mm×全幅1824mm×全高1576mm、ホイールベース2670mmというボディサイズは、先代よりも全長で44mm、全幅24mm、全高21mmそれぞれ拡大されています。ホイールベースは変わりません。

 外観デザインは、フロントにビッグキドニーと呼ばれる大型グリルを採用。スリムなフルLEDヘッドライトとともにスタイリッシュな印象になっています。

 先代よりも大きく立ち上がったAピラーや伸びやかなサイドウインドウグラフィック、スリムなCピラーと、ダイナミックなシルエットをもたらしています。グレードにより16インチまたは17インチのアロイホイールが標準装備され、最大19インチのホイールがオプションで用意されます。

 インテリアは、新型のEV「iX」のコンセプトからヒントを得たといいます。スリムなインパネや湾曲したディスプレイ、コントロールパネルを備えたフローティングアームレストなどが特徴です。

 後席は40:20:40の分割可倒式で、最大13cmの前後スライドが可能です。荷室容量は470リッターから1455リッター(218i・218d)、415リッターから1405リッター(220i・223i)です。自動テールゲートは標準装備されます。

 当初は4グレードでの展開になります。

 218iアクティブツアラーは136馬力・230Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載、218dアクティブツアラーは150馬力・360Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載します。

 また220iアクティブツアラーと223iアクティブツアラーには、48Vマイルドハイブリッド技術が搭載されます。

 220iアクティブツアラーは、156馬力・240Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボ、223iアクティブツアラーは204馬力・320Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、それぞれ14kW(19馬力)・55Nmを発生するモーターが組み合わされます。

 組み合わされるトランスミッションはすべて7速DCTとなります。

 新型2シリーズ アクティブツアラーのラインナップは2022年夏に拡大する予定で、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用するふたつのプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが登場します。これらのPHEVの高電圧バッテリーはフラットなデザインで、フロア下の低い位置に設置されることで低重心となり、走りにも好影響を与えるといいます。

 230e xDrive アクティブツアラーはトータル出力326馬力、225e xDriveアクティブツアラーはトータル出力245馬力で、フロントはエンジンで駆動、リアはモーターで駆動するxDrive(4輪駆動)となります。

 バッテリーは14.9kWhで、最大充電容量は先代の3.7kWから7.4kWにアップされたことで、0%から100%まで2.5時間で充電できるようになりました。また家庭用コンセントでも8時間以内で充電が完了します。WLTCモードでの航続可能距離も最大80kmと、大幅に延長されています。

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 新型2シリーズ アクティブツアラーの日本導入時期は、なお続く半導体不足などの影響のため未定ですが、おそらく2022年夏あたりには発表されると推測されます。

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