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フレンチSUV ルノー新型「オーストラル」世界初公開! 全長4.5mのコンパクトSUVはフルハイブリッドも用意

くるまのニュース 2022年3月12日 17時10分

ルノーの新世代ミドルサイズSUV「オーストラル」がついに姿を表しました。「カジャー」の後継車で、ライバルひしめくCセグメントSUV市場に殴り込みをかけます。

■CセグメントSUV「カジャー」の後継モデル

 仏ルノーは2022年3月8日、新型SUV「AUSTRAL(オーストラル)」をデジタルで世界初公開しました。

 オーストラルは、ルノー日産三菱アライアンスのCMF-CD3プラットフォームを採用した最初のモデルで、全長4510mm×全幅1825mm×全高1644mm、ホイールベースは2667mm(欧州仕様)というサイズのコンパクトSUVです。

 従来のCセグメントSUV「カジャー」の後継モデルという立ち位置となり、日本にもまもなくやってくるSUV「アルカナ」や新型EV「メガーヌ E-TECHエレクトリック」と並び、ルノーブランドのCセグメントモデルの足場を固めるモデルとなります。

 外観デザインは曲線的で官能的なシルエットが印象的です。力強い幾何学的なラインや、リアLEDライトに採用されたマイクロオプティック技術、フロントライトのダイヤモンド型パターンなどの構造的なディテールなどがスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。

 ボディカラーは7色を用意し、また足元には17インチから20インチのダイヤモンドカット・アルミホイールが装着され、堂々とした印象となっています。

 インテリアには12.3インチのダッシュボードメーターディスプレイと、12インチの縦型マルチメディアディスプレイが組み合わされ、さらにオプションで9.3インチのヘッドアップディスプレイも用意されます。

 また選択したトリムやオプションにより、本物の木材、レザー、アルカンターラ、パッド入りテキスタイルなど手触りの良い素材が用いられ、ディープグロッシーブラックとサテンクロームのラッカー仕上げのハイライトと組み合わせて使用されています。最高級の素材が、車内に温もりとプレステージ感をもたらします。

 歴代のルノー車同様、オーストラルも家族全員が快適に過ごせるように設計され、後席のニールームは274mmと、このカテゴリーでは最高レベルを誇ります。さらに各所に収納スペースが設けられ、その合計は35リッターにも達します。

 荷室にはハンズフリーパワーテールゲートが装備され、VDA値で500リッターの荷室容量を確保。リアシートを倒すと最大1525リッターのスペースが広がります。

 搭載するパワーユニットはすべてガソリンハイブリッドのラインナップとなり、最新世代「E-TECHハイブリッド」、および48Vマイルドハイブリッドの「1.2TCe」、12Vマイルドハイブリッドを備えた「1.3TCe」、が用意されます。電動モーターと1.2リッター直列3気筒ターボ、1.7kWhの400Vリチウムバッテリーを組み合わせたE-TECHハイブリッドのトータル最高出力は200馬力と、燃費とパワーの両立を果たしています。 

 マイルドハイブリッドアドバンスドの1.2TCeはオーストラルで初搭載されたエンジンで、ディーゼルエンジンの代替品として用意されます。これは1.2リッター直列3気筒ターボエンジンに48Vリチウムイオンバッテリーおよびスターターモーター、6速MTが組み合わされ、最高出力は130馬力となります。

 1.3TCeは、ダイムラーと共同開発した1.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。12Vのリチウムイオンバッテリーとスターターモーターが組み合わされ、6速ATモデルは140馬力または160馬力、6速MTモデルは140馬力になります。

※ ※ ※

 新型SUV、オーストラルの車名はラテン語の「australis」に由来し、発音しやすくグローバルなSUVモデルにぴったりなネーミングだといいます。2022年第4四半期に欧州市場で発売される予定です。

 日本での展開はどうなのでしょうか。

 ルノー・ジャポンによると、導入に関する情報はまだないとのことですが、2018年に前身のSUVモデル、カジャーも日本で発売されたこともあり可能性は高そうです。

 またルノーのBセグメントSUV「キャプチャー」も好調で、さらにCセグメントクーペSUVであるアルカナも、2022年春に日本で発表される予定となっています。

 SUVラインナップをさらに広げるためにも、オーストラルの日本上陸は期待できるところです。

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