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トヨタ新型「GR86パンダ仕様」がスゴイ! ハッチバック化した「頭文字D」オマージュの「GR86ベーシック」の正体とは

くるまのニュース 2022年3月10日 11時50分

トヨタとスバルは2021年に新型「GR86」と「BRZ」を発売しています。クルマ好きにとっては待望のFRスポーツカーですが、インスタグラムでは頭文字Dをオマージュしたような「GR86ベーシック」が投稿され話題となっています。

■これは美しい! ハッチバック化した「GR86」がスゴかった

 日本のみならず世界中にファンが多い漫画「頭文字D(イニシャルD)」。なかでも主人公が操るトヨタ「AE86型 スプリンタートレノ」(以下AE86)の人気は現在も根強く残っています。
 
 そうしたなかで、インスタグラムでは中国在住のカーデザイナーSugar・Chow氏がトヨタ新型「GR86」をベースに頭文字Dに登場した白黒のパンダカラーをオマージュした「GR86 Shooting Basic」と名付けられたレンダリングを投稿して話題となっています。

 頭文字Dは、1995年から講談社「週刊ヤングマガジン」にて連載されていた走り屋漫画です。

 これまでアニメやOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)、実写映画も制作された人気作品となり、世界中にファンが存在しています。

 本作の主人公である藤原拓海(ふじわら たくみ)は白黒のAE86に乗り、家業の豆腐屋の配送を手伝っていくなかでドライビングテクニックを身につけ、走り屋としてさまざまなライバル達とバトルしながら成長していくという物語です。

 藤原拓海が操るAE86は、マイナーチェンジ前のツートンカラーであるためグレードは「GT-APEX」と予想され、そのカラーリングから「パンダトレノ」とも呼ばれます。

 AE86の特徴は、軽量な車体に高回転型のエンジンを搭載していたFR車ということにあり、実際に1980年代後半からはドリフトマシンのベース車としても人気を集めていました。

 AE86自体は1983年から1987年まで販売されており、その後2012年にはAE86のDNAを受け継ぐモデルとしてトヨタ「86」がスバルと共同開発され発売されました(スバルではBRZとして登場)。

 そして、2021年には2代目となるGR86が登場。北米市場のGR86キャンペーンでは頭文字Dの人気を受けて特別なコラボムービーが公開されるなど、AE86、86、GR86は頭文字Dと切っては切れない関係ともいえます。

 そうしたなかで、インスタグラムに投稿されたGR86 Shooting Basic(以下GR86ベーシック)が一部ファンの間で話題となっています。

 投稿したSugar・Chow氏はGR86ベーシックの画像とともに「ふじわら たくみの新車GR86 Shooting Basic」とコメントを添えています。

 見た目は、純正のGR86と異なりトランク部分がハッチバック化されているほか、カラーリングもパンダトレノを意識した白黒の2トーンカラーとなっています。

 フロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーをブラックアウトしたことや、エントリーグレード「RC」のスチールホイール(シルバー化)を装着することで、パンダトレノを思わせる以外に営業担当が乗る社用車のような雰囲気を持っています。

 この投稿に対してユーザーからは「この仕様が存在するなら絶対に買う」、「これは格好いいハッチバックだ」という声がありました。

 さらにいくつかのコメントでは「フェラーリFFに見える」という声があり、そのシューティングブレークのような佇まいをスーパーカーで称える人もいます。

※ ※ ※

 なお、現実世界では2016年に初代86をベースにした「86シューティングブレークコンセプト」をオーストラリアトヨタが公開していました。

 しかし、新型GR86ではいまのところ今回のレンダリングのようなモデルは存在しませんが、86好きと頭文字D好きの両者を楽しませるきっかけにはなったようです。

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