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全国各地で多発! 車間距離「6m」割り込みは危険すぎる!? リアルな測定結果に恐怖の声多数! 「譲れば良いのでは?」の声も

くるまのニュース 2022年3月21日 10時10分

クルマで走行する際は、前方車両と適切な車間距離を保つ必要があります。そんななかSNSでは、あるユーザーの車間距離に関する投稿が話題に。どういった内容なのでしょうか。

■車間距離「6m」割り込みって危険!? 「リアル」な測定結果が怖すぎ!

 クルマで走行する際は、前方車両と適切な車間距離を保つ必要があります。

そんななかSNS では、あるユーザーの車間距離に関する投稿が話題に。どういった内容なのでしょうか。

 車間距離を適切に保つことは、道路交通法第26条でも定められています。

 その一方で、ドライバーによって「適切」な距離の感覚が異なるため、人によってはあおり運転と感じるくらいに近すぎたり、前方車と離れすぎていたりするなど距離の保ち方が異なるケースもあります。

 そんななか、SNSでは車間距離に関するある投稿が反響を呼んでいます。現役の二輪教習指導員だという阿部真由美さん(@mayu_ktm1221)は、以下の内容を投稿しています。

「交通違反で検挙された方のツイートで『関西では車間6mも空けたら割り込まれる』とのリプを沢山見たので実際の距離で測って撮ってみました。

 普通にこれを60キロでやるとか関西の人の判断力車体感覚操縦スキル凄すぎ…

 私は怖いです…」

 阿部さんはこのコメントとともに4枚の写真を掲載。1、2枚目は2台のクルマを車間距離6mを確保して停めた様子、3枚目はその2台の間に別のクルマを割り込ませた様子、4枚目は割り込まれたクルマから見た景色が映し出されています。

 とくに4枚目を見ると、車両同士の間隔が非常に近いことが分かります。

 阿部さんは、投稿の経緯について以下のように話します。

「SNSで『6m以下で車間距離を詰めた状態で走っていたら警察の取り締まりを受けた』という投稿を目にしました。

 これに対して別のユーザーは、『6mも空けていると関西では割り込まれる』『高速ではもっと車間狭いのが普通』と反応している声を多く見かけ驚き、実際に6mの車間距離を測った写真を投稿しました」

 今回の投稿に対して、「指導員ならではのご指摘!」「こっっわ」「怖くて自分には無理!」など、多くの反響が寄せられています。

 また実際に割り込まれた経験のあるユーザーも多数見受けられ、「急にウインカー出すなーと思ったら割り込んできます」「急ブレーキで避けないと確実に当たる」「これでブレーキ連鎖で渋滞がひどくなる、、」などの声もありました。

 今回の投稿は、関西の人たちからの指摘がきっかけですが、「関東でもある!」「都内もこんな感じ」「北九州市でもあるあるだな」など、関西以外でもこうしたケースが起きており、6mの車間距離での割り込みを危険と感じているユーザーが多いようです。

 その一方で一部ユーザーからは、「入れてあげればよいだけでは?」「これぐらい空いてたらはいってくるよな」などの声も見受けられます。

※ ※ ※

 阿部さんは適切な車間距離について、以下のように説明します。

「車体自体の死角が前方に約4m程度あるので、運転席から見て6m程度に見えても実際はもっと大きく車間距離をとって走っていることがほとんどです。

 今回の投稿に対するほかのユーザーのコメントを見て、車間距離を実際より短く誤認している人が多いのだろうと感じました。

 ちなみに、人間が危険を認識してからアクセルを離してブレーキに踏み変え、そのブレーキが利き始めるまでにはおよそ1秒かかります。

 つまり、危険を認めてから1秒間はほぼ減速できない状態でクルマは走行するということです。

 60km/hで走行しているクルマは、1秒間に17m走行します。

 これを踏まえて、車間6m(に見える程度の距離)というのが現実的に考えていかに危険な距離かというのは容易に想像できると思います。

 余裕をもって 適切な車間距離を保った安全運転をしてください」

 警視庁のウェブサイトでは、適切な車間距離の保ち方について、「2秒が適切」と説明しており、ゆっくりと「01(ゼロイチ)、02(ゼロニ)」と唱える計り方を推奨しています。

 運転中は周りのクルマとの距離感を適切に保ち、安全運転を心がけることが大切です。

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