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日産高級セダンが一気に終了! シーマ・フーガ・スカイラインHV廃止でも“残してほしい”モデルはある?

くるまのニュース 2022年4月7日 10時10分

日産の高級セダン「シーマ」「フーガ」「スカイライン ハイブリッド」が、2022年夏に生産終了となるようです。これについてユーザーはどのように思っているのでしょうか。

■日産の高級セダンが絶滅の危機!? 一気に3車種終了へ!

 日産「シーマ」が、2022年夏に生産終了を迎えると報道されました。

 バブル期に登場した初代シーマは、高額だったにもかかわらずヒットを記録。「シーマ現象」なる社会現象を引き起こすなど、高級車ブームに火をつけたモデルですが、騒音規制などへの対応が難しくなり生産が終了するといいます。

 34年にわたって日産のフラッグシップセダンとして君臨したシーマが惜しくも廃止されることになったわけですが、「フーガ」と「スカイライン ハイブリッド(以下、スカイラインHV)」も同時に終了となるようです。

 これについてユーザーはどのような感想を抱いたのでしょうか。アンケートを実施して、ユーザーの声を聞いてみました。

「シーマ・フーガ・スカイラインHVが生産終了するといいますが、これらのなかで継続またはフルモデルチェンジしてほしいモデルはありますか?」と質問したところ、継続を希望するモデルとしてもっとも多かったのは「スカイラインHV」(30.9%)、次いで「シーマ」(25.0%)、「フーガ」(16.2%)でした。

 スカイラインHVを残してほしいという回答者は、「スカイラインは日産の代名詞」「スカイラインはシーマやフーガより歴史が長く、日産を代表するクルマだから」「歴史と伝統という日産のイメージがある」など、日産車としてもっとも長く販売されているスカイラインは継続させるべきというコメントが多く寄せられました。

 ほかにも、「自分の青春の思い出なので」「以前にスカイラインクーペに乗っていて名前に愛着がある」など、所有していたという人もいました。

 シーマを残してほしいと答えた人は、「せっかく復活したシーマが再び生産終了となれば、シーマの名前に重みがなくなってしまう」「セダンタイプのフラッグシップモデルは、何だかんだまだ必要だと思う」など、日産の最高級セダンの終了を惜しむコメントがありました。

 フーガと回答した人は、「フーガはセドリック、グロリアの系統を受け継いだクルマ。ほかのモデルでは感じられない高級感のあるインテリア、エクステリアなど、日産にしかつくることの出来ない高級車だから」「せめて、高級車の一端を残して欲しい。すべてなくすのは如何なのか……」と、やはり高級セダンは必要と考える人も多いようです。

 一方で、先の質問では、27.9%の人が「いずれも生産終了でかまわない」を選択しています。

「純粋なセダンの時代は終わり、SUVが主流になってきているから」「e-POWERすら搭載していない旧世代の日産車には価値を見出せない」「日産には国内で他メーカーをビビらせるほどの高級車をつくる元気がないと思う」など、セダンや高級車の存在意義に対する厳しい意見も寄せられました。

※ ※ ※

 スカイラインについて、今回ハイブリッド車のみが終了することになり、ガソリン車は当面継続される見込みです。

 日産にはシーマ、フーガ、スカイライン以外のセダンが存在せず、今後はガソリン車のスカイラインが唯一のセダンとなります。

 新型モデルが続々と投入されるSUVに対して、日産だけでなく他メーカーでもセダンの生産終了が進んでいます。

 かつてはクルマの基本形としてもてはやされたセダンですが、時代の流れには逆らえないようです。

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