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なぜ洗車機でトヨタ「センチュリー」や「ハイエース」は洗えない!? 「洗いたいのに…」ダメな事情とは

くるまのニュース 2022年4月14日 16時10分

ガソリンスタンドなどに設置されている洗車機。クルマによっては「洗車機にそもそも入らない!」という事態に陥ってしまうこともあるようです。実際、洗車機を利用することのできるクルマのサイズはどのくらいなのでしょうか。

■なぜ洗車機で洗えない? 洗える条件とは?

 愛車が汚れてしまった場合には洗車をする人も多いでしょう。洗車の方法のひとつとして、ガソリンスタンドなどに設置されている「門型洗車機」や「ドライブスルー型洗車機」といった洗車機の利用が挙げられます。
 
 しかしクルマによっては「洗車機にそもそも入らない!」という事態に陥ってしまうこともあるようです。
 
 実際、洗車機を利用することのできるクルマのサイズはどのくらいなのでしょうか。

 門型洗車機やドライブスルー型洗車機は、いずれも機械が全自動でクルマを洗車してくれる洗車機で、運転者は洗車コースの選択や支払いを済ませ、洗車機内にクルマを移動させるのみとなっているため、比較的手軽に洗車がおこなうことができます。

 そんな門型洗車機やドライブスルー洗車機は、ガソリンスタンドやコイン洗車場に設置されていることが多く、スタンド店員やタッチパネルの指示に従って利用するのが一般的です。

 ただ、このふたつの洗車機には、機械の大きさの問題から利用できるクルマのサイズが限られてしまうという弱点があります。

 愛知県で洗車機やその付属機器を販売しているメーカーの担当者は、洗車機に入るクルマのサイズについて、次のように話しています。

「洗車機で対応しているクルマのサイズは、それぞれ全長5200mm、全幅2310mm、全高2315mmとなっており、このサイズは、ほとんどの洗車機に共通しています」

 そのため、国産車であれば問題なく洗車機を利用することができますが、前述したように、一部のモデルやグレードによっては、洗車機にクルマが入らないという事態が発生することもあります。

 洗車機を利用できないクルマとしては、例えば、トヨタ「ハイエース」が挙げられます。

 実際のハイエースのサイズは、全長4695mm-5380mm×全幅1695mm-1880mm×全高1980-2285mmとなっており、前出した洗車機のサイズと比較しても全長が少しオーバーしています。

 また、洗車機を使うことはないと想定されますが、トヨタ「センチュリー」では全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mmとなり、全長が基準を超えるようです。

 このように、モデルやグレードによっては「洗車機に入らなくて利用できない!」というようなトラブルに見舞われる可能性があるため、愛車のサイズをきちんと確認して利用するようにしましょう。

■サイズ以外のNG条件は? 洗車機に入らないクルマはどう洗う?

 また、サイズ以外にも洗車機で洗えないクルマは存在します。

 例えば、「ドレスアップ車やルーフボックス装着車」、「ガラスや破損がある」、「特殊なボディカラーを施している」、「オープンカー」などはほとんどの洗車機で洗車出来ないとしています。

 また、ドアミラー、ナンバー、バンパーなどの取り付け強度の問題により輸入車全般を禁止している洗車機も存在するようです。

大型リアウイングを装着している車はセルフ洗車機を避けた方が良い場合もある

 洗車機以外でおすすめの洗車方法として、コイン洗車場で高圧洗車型洗車機を利用も挙げられます。

 高圧洗車型洗車機は、洗浄から吹き上げまで全てを自分でおこなう必要があるため、手間や時間がかかるものの、一般的なホースを使用して洗浄するよりも、水圧が高く汚れを落としやすいため、より細かな汚れまで丁寧に落とし取ることが可能です。

 さらに、前述した門型洗車機やドライブスルー型洗車機と異なり、機械に入れての洗車ではないため、基本的にはクルマのサイズを気にせず利用できます。

 また、自宅で洗車するスペースがある場合には、庭などでホースやアイテムを使ってクルマを洗浄するのも良いでしょう。

 前出の担当者は、手洗いでの洗車について「ガソリンスタンドに置いてあるようなクリーナーやワックス、スポンジ等は、簡単に手に入れることができるため、そういったアイテムを使用して自分の手で丁寧に汚れをとることもオススメの手段です」といいます。

 このような洗車グッズは、カー用品店などで購入することが可能です。なかには、ツヤを出してくれるワックスや傷をつけないように汚れを拭き取ることのできるクリーナーなども販売されています。

 そのため、クルマのサイズが大きくて洗車機を利用することができない人や高級モデルがゆえに、なるべくボディに傷をつけたくない人は、そのようなアイテムを駆使して、手洗い洗車するのが良いでしょう。

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 ちなみに、ガソリンスタンドの洗車機を利用した際の価格は、シャンプー洗車のみの場合は約300円から600円ほどで利用することができます。

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