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最強のすげぇ「パトカー軍団」現る!? 「GT-R・NSX・LC」の高速道路交通警察隊が凄い! 栃木に大集合した訳

くるまのニュース 2022年5月9日 14時10分

2022年4月29日から5月8日にかけて、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)にホンダ「NSX」や日産「フェアレディZ NISMO」をベースにした栃木県警高速隊のパトカーは、注目の的となっていました。

■栃木県の高速道路で大活躍! 最強パトカー軍団とは

 2022年のゴールデンウイーク期間中、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)に「はたらくクルマ」が大集合しました。

 そのなかには栃木県警のパトカーとして、ホンダ「NSX」や日産「フェアレディZ NISMO」、日産「GT-R」、レクサス「LC」、スバル「インプレッサWRX STi」などが展示され、来場者の注目を集めていたようです。

 このイベントには、救急車やショベルカーなど、日常生活で大活躍するクルマたちが展示されており、利用者が参加できる高所作業車のリフトアップ体験なども用意されており、多くの子供や大人が目を輝かせて楽しんでいました。

 また、前述の栃木県警のパトカーは、すべて寄贈によるもので、これらはパトカー特有の装備が追加されている以外は、基本的には純正のままとなっています。

 栃木県には、ホンダの研究施設や、GT-RやフェアレディZを生産する日産の工場があり、自動車産業にとって非常に重要な土地です。

 栃木県警がこれらの「イケイケパトカー」を保有しているのは、そうした栃木県特有の理由があるようです。

 栃木県警の高速隊隊員は、以下のように話します。

「これらのパトカーは、栃木県警高速隊として、おもに高速道路上でのスピード違反や飲酒運転の取り締まり、また、交通事故の処理などをおこなっています。

 しかし、基本的には、一般的にパトカーのベースモデルとして知られているトヨタ『クラウン』での業務が多く、実際に高速道路で見かけることはなかなかないのではないでしょうか」

 栃木県内には、東北自動車道と北関東自動車道というふたつの高速道路が縦横に走り、さらには自動車専用道路の日光宇都宮道路があります。

 そのため、これらのパトカーを見かけることは難しく、かなり「レア」な存在となっているようです。

 一方、なかには運良く見かけたことがあるという人もいるようです。

 前出の隊員は、「高速道路走行中にパトカーを見かけた助手席や後部座席の人が、写真を撮影している様子をたまに見かけます」といいます。

 さらに続けて「そのようにパトカーを撮影するクルマは、走行中のクルマのスピードが自然と低下するため、そのような点でも交通安全に貢献できていることを実感しています」と話します。

 このような滅多に見ることのできない珍しいパトカーは、普通に走行しているだけでも交通安全対策になっていることがわかります。

 ちなみに、これらのパトカーはクラウンパトカーとは違って、ハイパワーのエンジンを搭載していたり、MT車のみのクルマとなっていたり、乗りこなすのはなかなか難しいようです。

 しかし、前出の隊員は「専属の担当者は決まっておらず、どのモデルのパトカーでも全員が乗れるように訓練をしています」と胸を張り、「これらのパトカーが、皆さんの交通事故に対する意識づけに少しでも貢献できれば幸いです」と続けます。

 その言葉のとおり、今後はこれらの「イケイケパトカー」によって、さらに交通事故の減少に大きく貢献することが期待されています。

※ ※ ※

 これらのイケイケパトカーが勢揃いしたことについて前出の担当者は「こんな機会は滅多にない」といい、普段はパトロールに使用されているそうですが、間近に見られる機会は少なく、ゴールデンウィークの子どもたちにとっては、これ以上ない思い出になったようです。

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