BYDジャパンが新型電気バス「J6」「K8」を発表しました。エネルギー密度を高めた新型バッテリーを採用し、航続距離を伸ばしています。
■小型電気バス「J6」と大型電気バス「K8」を開発
中国の携帯電話部品・自動車メーカーBYD(比亜迪)の日本法人、BYDジャパンは2022年5月10日、日本市場向けの新型電気バス「J6」と「K8」を発表しました。
BYDは、グローバルで累計約7万台の電気バスを納入。日本では、2015年に中国の自動車メーカーとして初めて電気バスを納入し、これまでに累計64台を販売しています。
今回登場した2種の新型電気バスは、バッテリーパックの空間利用率を従来比で約50%高めてエネルギー密度を向上させたBYDの新型バッテリー「ブレードバッテリー」を搭載。充電1回あたりの航続距離は現行モデルより20kmほど伸びて、小型バスのJ6が約220km、大型バスのK8が約270kmを実現しました。
J6のボディサイズは、全長6990mm×全幅2080mm×全高3060mm、ホイールベース4760mm。バッテリーは125.7kWh、乗車定員は最大36人です。
K8のボディサイズは、全長10500mm×全幅2500mm×全高3360mm、ホイールベース5500mm。バッテリー容量は314kWh、乗車定員は最大81人です。
2種とも5月10日に予約受付を開始し、2023年末を目処に納車を開始する計画です。
BYDジャパンは、2030年までに小型・中型・大型問わず累計4000台の電気バスを販売することを目指すとしています。