自動運転試験車両「クルーズAV」が日本に上陸、ホンダが栃木県で、自動運転モビリティサービスの実現化に向けて走行テストをいよいよ始めます。
■地図作成を終えて「次の一歩」へ
ホンダは2022年5月13日、自動運転車両「クルーズAV」の走行試験を始めることを明らかにしました。
同社は自動運転モビリティサービスの実現に向けて、GMクルーズホールディングスLLC(クルーズ)、ゼネラルモーターズ(GM)と協業を進めており、2020年には事業会社のホンダモビリティソリューションズも新設しています。
これまで、栃木県宇都宮市・芳賀町の公道で地図作成車両を走らせて、自動運転に必要な高精度地図を作ってきました。
クルーズAVは、GMの「ボルト」をベースにした試験車両です。
今回は日本の栃木県の拠点に、そのクルーズAVがついに到着。公開された動画では、走行テストに向けて、クルマのボディにHONDAのロゴや「自動運転実証実験中」といった文字がラッピングされていく様子が収録されています。
ホンダのツイッター公式アカウントでは、「1stステップのマップ作成が完了し、次の一歩として自動運転車両の走行テストが始まります」と伝えています。
なお、将来的には、クルーズ、GM、ホンダの3社が共同開発を進めている自動運転モビリティサービス事業用車両「クルーズ・オリジン」を活用した事業展開を目指しており、その事業運営はホンダモビリティソリューションズが担う予定ということです。