中国の自動車メーカー上海汽車(SAIC)は、Roeweの高級EVミニバン「iMAX8 EV」を2022年5月5日に発売ました。そんなiMAX8ですが、各所では度々「トヨタ『アルファード』に似ている」という声が見られます。
■アルファード風?「iMAX8 EV」 現地での反響は?
2022年5月5日、中国の自動車メーカー上海汽車(SAIC)は、Roeweの高級EVミニバン「iMAX8 EV」を現地での発売しました。
このiMAX8 EVは、その特徴的なフロントマスクがトヨタ「アルファード」に似ているとして各所で話題になっています。実際に中国の人々はどのような感想を抱いているのでしょうか。
現地中国のSNSを見ると、iMAX8 EVに対して「全体的なスペックに非常に満足している」、「パワーパフォーマンスがすごい」、「エクステリアもインテリアも非常に魅力的」というような、なかなかの評判を獲得している様子がうかがえます。
その一方で「iMAX8 EVはアルファードと競争できる」、「iMAX8 EV」のオーラはアルファードに負けないくらい強いぞ」と、アルファードを意識している声も見ることができます。
日本では、2021年の新車販売台数ランキングで4位にランクインするなど、ベストセラーのひとつに数えられるアルファードですが、中国でも販売されています。
ただ、現地生産をしていないため多額の関税がかかることなどから、現地での価格は83万9000元(日本円:約1580万円)から92万元(約1740万円)とかなりの高額車です。
一方のiMAX8 EVは、価格は27万9800元(日本円:約540万5700円)から32万9800元(約637万2000円)と、アルファードに比べて非常にリーズナブルな価格となっています。そういう意味では、とくに競合するモデルではありません。
ただ、ボディサイズは全長5016mm×全幅1909mm×全高1782mmとなっており、アルファードとほぼ同等のサイズ感のミニバンであることが、両車を比較する要因となっているようです。
なかでも、iMAX8 EVが「アルファード風」と呼ばれる大きな要因のひとつは、非常に主張が強いフロントグリルです。
このような特徴は、まさしく「オラオラ顔」のアルファードに通ずるものがありますが、現地、中国ではエクステリアに対してどのような意見が挙げられているのでしょうか。
現地では、iMAX8 EVのエクステリアに対して「強調されたフロントグリルは非常に目を引く」、「黒ずんだグリルやデイタイムランニングライトなど、細部までこだわっていて、非常に若くてファッショナブルに見える」、「ツートンカラーのホイールやフローティングルーフまでも、すべてが美しい」というように、エクステリアに対して非常に好印象を抱いている人が多いようです。
さらに「iMAX8 EVは、アルファードと同じようなイカつさを感じる」、「アルファードに負けないくらいかっこいいぞ」というように、やはりトヨタのアルファードと比較する声は現地にでも一定数あるようです。
また「低速でも不満を感じることがない」、「ボディが軽く、スタートレスポンスが速い」というようなパワートレインに対しての声も多く見られます。
iMAX8 EVのパワートレインは、容量90kWhのバッテリーと出力180kWのモーターを組み合わせた性能となっており、中国独自のCLTC基準では550kmの航続距離を誇ります。
国産車のなかでは最高クラスの性能を誇る高級ミニバンという意味では、iMAX8 EVはまさに日本におけるアルファードのような立ち位置といえるのかもしれません。
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日本のSNS上でもiMAX8 EVに対して「アルファードの面構えが似てる…!」、「アルファード同様にオラオラ感満載だ」というように「似ている」の声が見られます。
ミニバンが熱い近年の中国市場ですが、iMAX8 EVが日本のアルファードのような圧倒的な売れ行きを見せるのか、今後に期待です。