2022年5月24日、米国ホンダは今夏に正式公開予定の新型「CR-V」の外観の一部を初公開しました。現行型CR-Vと比較してみましょう。
■スポーティなすっきり系デザインへと進化した新型CR-V
ホンダの米国法人は2022年5月24日(現地時間)、今夏に正式発表予定の6代目新型「CR-V」について、外観デザインの一部を世界初公開しました。
現行型の5代目CR-Vからどのように進化したのでしょうか。新旧CR-Vを比べてみました。
今回先行公開された新型CR-Vは、ヘッドライトを中心としたフロントまわりと、テールランプを中心としたリアまわりの画像です。
ボディサイドのフォルムや前後の全体デザイン、そして内装・インパネまわりといった部分は未公開でした。
そんな限られた情報のなかで、新旧CR-Vを比較してみましょう。
まずフロントまわりでもっと特徴的なのは、新型で大型化したヘキサゴン(六角形)グリルです。
開口部の内側にもハニカム構造(六角形のハチの巣構造)の装飾が入ります。
さらに公開された仕様ではグリル部にメッキ加飾が入っておらずブラックで統一され、SUVらしい力強さとタフな印象を強めているのも特徴です。
現行型CR-Vも六角形グリルですが、ヘッドライトから連続したバー形状が上部を覆い、グリルを上下2段に分断する格好となっています。さらにメッキ装飾も加わり、やや煩雑な印象もあります。
新旧CR-Vをあらためて見比べると、新型のほうが全体にすっきりとしたイメージに映ります。
※ ※ ※
後ろ姿はどうでしょうか。
新旧ともに共通するのが、横方向から縦方向へと連続するL字型のリアコンビランプです。
これは1995年に登場した初代CR-V以来、歴代のCR-Vが縦型のリアコンビランプを採用してきたことに由来しています。
さらに2016年登場(日本仕様は2018年より導入)の現行型(5代目)からは、縦方向の形状を残しつつL字型にアレンジし、新型の6代目CR-Vでも継承していることがわかります。
またフロント同様に、今回公開された新型CR-Vの仕様は、現行型にある中央部やバンパー部のメッキ加飾がほぼ排除されており、スポーティな印象を与えています。
テールゲートを見比べてみても、現行型がナンバー上部にピークをもたせたことでやや腰高に映るのに対し、新型は形状の頂点を下げたことで見た目の重心も下がり、すっきりとまとめられています。
ホンダの米国法人によると、新型CR-Vは北米で2022年夏に正式発表となります。
新型CR-Vの全体デザインが公開されるのが、いまから待ち遠しいところです。