資源エネルギー庁がガソリン店頭価格を発表しました。7週連続の値下がりです。
■前回から0.6円値下がり
資源エネルギー庁は2022年6月1日、レギュラーガソリンの5月30日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり168.2円で、前回(5月23日)から0.6円安くなりました。
7週連続の値下がりです。
県別にみると、福島・群馬・長野・島根・長崎の5県で値上がり、山形・富山の2県で横ばいでしたが、ほかの40都道府県では値下がりしています。
店頭価格でもっとも安かったのは埼玉県で161.4円、次いで岩手県161.5円、宮城県162.3円です。
一方、もっとも高かったのは長崎県で181.5円、次いで大分県178.3円、沖縄県177.5円でした。
※ ※ ※
ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月27日から1リットルあたり5円、3月10日から25円を上限として支給しています。
しかし依然として価格高騰が続いているため、政府は4月26日、原油価格・物価高騰等総合緊急対策を発表。
原油価格については1兆5000億円を充当し、ガソリン補助金の上限を1リットル当たり25円から35円に引き上げ、さらにそれでも全国平均ガソリン価格が1リットル170円を超過したら、その分の2分の1を支援すると発表しています。
なお、経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、5月30日時点で1リットル207.6円と算出しており、来週6月6日時点では206.5円になると見ています。
補助金の支給単価は36.1円でしたが、あす2日からは36.7円に改定する方針です。