資源エネルギー庁がガソリン店頭価格を発表しました。3週連続の値上がりです。
■前回から2.7円値上がり
資源エネルギー庁は2022年6月22日、レギュラーガソリンの20日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり173.9円で、前回(13日)から2.7円高くなりました。
3週連続の値上がりです。
県別にみると、47都道府県すべてで値上がりしています。値上がり幅がもっとも大きかったのは山梨県で、今週は前週より5.0円高い176.5円でした。
店頭価格でもっとも安かったのは岡山県で168.9円、次いで埼玉県169.1円、宮城県と茨城県で169.2円です。
一方、もっとも高かったのは長野県で183.7円、次いで長崎県181.9円、沖縄県181.7円です。
平均が180円を超えているのは、この3県と山形(181.3円)・鹿児島(180.8円)の合わせて5県となっています。
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ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月27日から1リットルあたり5円、3月10日から25円を上限として支給しています。
しかし依然として価格高騰が続いているため、政府は4月26日、原油価格・物価高騰等総合緊急対策を発表。
原油価格については1兆5000億円を充当し、ガソリン補助金の上限を1リットル当たり25円から35円に引き上げ、さらにそれでも全国平均ガソリン価格が1リットル170円を超過したら、その分の2分の1を支援すると発表しています。
なお、経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、6月20日時点で1リットル215.8円と算出しており、来週27日時点では214.1円になると見ています。
このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は41.4円でしたが、あす23日からは40.5円に減額する方針です。