モリタが、IoT化した新しいトイレカーを第1回地域防災EXPOに出展すると発表しました。トイレの空室情報が利用者・管理者に提供されます。
■バッテリーやタンクの残量を楽々確認
消防車などの開発・製造・販売を手掛けるモリタは、2022年6月29日から7月1日まで東京ビッグサイトで開催される「第1回地域防災EXPO」に車両や資器材を出展すると発表しました。
今回の出展では、同社が開発した新型「IoT搭載トイレカー」が初公開されます。
IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)の略で、従来インターネットに接続されていなかった領域も含め、さまざまなモノをインターネットにつなぎ、相互制御する仕組み・技術を指します。
IoT搭載トイレカーはトイレの空室情報を利用者に知らせることができるほか、利用状況のデータをクラウド上にアップして、管理者側に送信。
空室情報だけでなくトイレで非常ボタンが押されたときのアラートも確認することができます。
また、ウォシュレット などの管理に必要なバッテリーの残量、汚水タンク・清水タンクの残量もデータで確認可能です。
モリタの担当者は、「これまでは設置場所に行かないとトイレカーの状態は分かりませんでしたが、IoT化することによって遠隔地から状況を確認できるようになっています」とメリットを説明します。
ブースではIoT搭載トイレカーだけでなく、消防団出場指令・動態管理アプリ「FireChief」、簡易型止水板「Flood Guard F」、バッテリー式LED投光器「Nomad」、可搬式電源装置「With-e」なども展示します。
実際に利用するイメージを体験できる展示も用意されるということです。