資源エネルギー庁がガソリン店頭価格を発表しました。4週連続の値上がりです。
■前回から1.0円値上がり
資源エネルギー庁は2022年6月29日、レギュラーガソリンの27日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり174.9円で、前回(20日)から1.0円高くなりました。
4週連続の値上がりです。
県別にみると、愛知県と京都府で値下がり、島根県で横ばい、ほかの44都道府県で値上がりでした。
店頭価格でもっとも安かったのは宮城県で169.6円、次いで岡山県169.7円、滋賀県170.3円です。
一方、もっとも高かったのは長野県で183.9円、次いで沖縄県183.8円、長崎県183.4円です。
なお、平均が180円を超えているのは、この3県と鹿児島(182.9円)・山形(182.0円)・大分(181.3円)の合わせて6県となっています。
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ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月27日から1リットルあたり5円、3月10日から25円を上限として支給しています。
しかし依然として価格高騰が続いているため、政府は4月26日、原油価格・物価高騰等総合緊急対策を発表。
原油価格については1兆5000億円を充当し、ガソリン補助金の上限を1リットル当たり25円から35円に引き上げ、さらにそれでも全国平均ガソリン価格が1リットル170円を超過したら、その分の2分の1を支援すると発表しています。
なお、経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、6月27日時点で1リットル214.1円と算出しており、来週の7月4日時点では209.8円に下がると見ています。
このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は40.5円でしたが、あす30日からは38.4円に減額する方針です。