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17歳の現役高校生がド派手「インパラ」即買い! 本気ローライダー仕様を免許取得前にGETした理由とは

くるまのニュース 2022年7月7日 11時50分

シボレー「インパラ」といえばアメ車好きには有名なモデルです。なかでもローライダー仕様にするカスタマイズが流行っていますが、そんなインパラを17歳の現役高校生が購入したといいます。その理由とはどのようなものなのでしょうか。

■ローライダーの魅力に取り憑かれた17歳現役高校生がシボレー「インパラ」を購入!

 日本でもコアなファンをもつアメリカ車、シボレー「インパラ」。
 
 SNSでは、17歳の男子高校生がインパラを購入し話題となっています。

 インパラは、1958年の誕生後から現在までフルモデルチェンジを続けながら販売され、日本でもコアなファンをもつアメリカ車です。

 現在では、2014年発売の10代目が販売されていますが、とくに初代から5代目、6代目までの古き良きアメリカンヴィンテージの趣があるモデルは、「ローライダー」のベース車両に活用されることも珍しくありません。

 ローライダーとは、メキシコからの移民(チカーノ)が発祥とされているクルマのカスタムのひとつで、地上からボディまでの高さを低く見せるスタイルのことを指しています。

 ド派手なメキシカン風のカラーリングや軽の小さめなホイールなどが特徴的で、古いアメリカ車などがベースとされる様子が多く見られます。

 ローライダーカスタムでは、おもに「ハイドロリクス」、通称「ハイドロ」と呼ばれる、4輪独立調整が可能な油圧式車高調を活用。

 これにより、例えば右後ろに重心をかけるなど、1点を低く見せるような演出も可能となっています。

 ハイドロでは、クルマが跳ねるような動き方をするのが特徴的で、イベントなどでは激しく車体をバウンドさせる演出がおこなわれることもあります。

 このように、現在のクルマには見られない特徴的なスタイルがローライダーの唯一無二の魅力です。
 
 そんなローライダーのベース車両とされる機会の多いインパラですが、現在SNSでは、17歳の男子高校生がインパラを購入し話題となっています。

 インパラを購入したのは、滋賀県在住の「Nissy lowrider(@lowrider556)」さん。

 登場からかなりの年数が経過しているインパラですが、Nissy lowriderさんがインパラを購入した背景には、どのような理由があるのでしょうか。

 Nissy lowriderさんは、インパラ購入の背景について次のように話します。

「ローライダーは値段が高く、最初は『タウンカー』などの比較的安価なクルマを入門で乗ろうと思ってました。

 ですが、ローライダーは最近値上がりしてるようで、維持費などを考えると、まだ手に届く値段のうちにインパラを買っておくのが良いのではないかとの結論になりました」

 リンカーン(フォード)「タウンカー」は、インパラと同時期に登場したアメリカの乗用車です。

 インパラ同様にローライダーとして楽しまれることが多い一方で、価格はモデルによってはインパラより安価に購入することができます。

 このように、今後のさらなる値上がりも見越して早期にインパラを購入を決意したNissy lowriderさんですが、そもそもインパラとの出会いはどのようなものだったのでしょうか。

「小学生の頃にYoutubeでメキシコ系のミュージックビデオをたまたま見ました。

 そこからチカーノの音楽にハマり、MVのなかで“跳ねるクルマ”を見たのが私の興味の発端です。それからはずっとインパラに乗るのが夢でした」
 
 この小学生のときのインパラとの出会いから、どんどんインパラに詳しくなっていったNissy lowriderさん。

 高校2年生のときに、居住地域が近いインパラオーナーと出会い、インパラを見せてもらったり、ドライブに連れて行ってもらったりしたそうです。

 Nissy lowriderさんは、その人との出会いで、「自分のなかでインパラが遠い存在から近い存在に感じました」と話しており、いまでもインパラやローライダーについての知識を教わっているといいます。

 また、Nissy lowriderさんは、インパラ購入に際して、自身で塗装したミニカーなどを販売した貯金に加え、両親からも金銭的な援助をしてもらったと話しており、「周りのすべての人と環境には感謝しかありません」との想いを明らかにしています。

■購入できず悔しい想いも…環境にも助けられ無事に購入!

 現在では、無事インパラオーナーになることができたNissy lowriderさんですが、クルマの購入で悔しい想いもしたといいます。

「今年(2022年)春頃に、仲良くしてもらっているローライダーの人からブラウンのインパラ(1963年式)の個人売買案件を紹介してもらいました。

 親とも相談しそれを買うつもりで考えており、現車確認までは忙しい日々で、1か月ほどかかってしまいましたが、現車確認当日には、現金も用意して100%購入するつもりでいました。

 ただ、ちょうど家を出て現車確認に向かうときに電話が来て、たった1時間差で先客に買い負けてしまいました。

 現車確認までの忙しい1か月間は買う気でいたので、期待値も非常に上がっており、1時間差で買い負けたときはかなり落ち込みました」(Nissy lowriderさん)

アメ車にはホワイトレタータイヤ&ワイヤーホイールが似合う!

 このように、一筋縄ではいかないこともあったようですが、そんななか次のような転機に恵まれたそうです。

「落ち込んでいたなか、先週の金曜日(2022年7月1日)に、インパラの販売情報をインスタで仲良くしていただいてるローライダーの人からいただき、日曜日にすぐ現車確認をしに行きました。
 
 現車確認で親とインパラを見たときにはサイズもサウンドも最高で震えました。当日すぐに購入させていただき、夢のインパラオーナーになれました」

 こうして苦しい状況から一転、インパラオーナーになることができたNissy lowriderさん。今後の展望については以下のように話します。

「インパラは9月あたりに納車される見込みです。8月までは17歳なので、それまでは免許も取れませんし、進学するつもりなので、免許の取得は来年(2023年)になるかもしれません。

 インパラを運転するのはまだ先になりそうですが、納車したら家のガレージに置き、自分で塗装したり、小さなことから整備したりしたいと思っております」

※ ※ ※

 なお、SNSでは、Nissy lowriderさんの投稿に「購入おめでとうございます!」「10代でインパラに乗れるのはすごすぎます!」「17歳とは思えないセンスの良さ」といった声に加え、約150件のリツイートに、1500件のいいね!が寄せられています。

 17歳のインパラオーナーが、いつか自分の手でハンドルを握る日を多くのユーザーが応援しています。

 ちなみに、Nissy lowriderさんは今後のカスタムについて、「将来的には、クレーガーホイールを履かせ、ラビットイヤーを付け、憧れのスタイルにしていきたいと思ってます」と話しています。

 どちらもローライダーの王道かつ至高のパーツのひとつで、憧れる人も多いカスタムです。今後、Nissy lowriderさんのインパラがどのように進化していくのかにも注目です。

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