2022年7月3日に札幌ドームで開催されたオリックス戦で北海道日本ハムファイターズのビックボスこと新庄剛監督は、トヨタ「ハイエース」をベースにしたキャンピングカーで登場しました。
■激安200万円のハイエースキャンピングカー! 新庄監督はデカすぎて寝れず?
マクラーレンやフェラーリなど、いつもド派手な高級輸入車で球場入りすることでお馴染みの北海道日本ハムファイターズのビックボスこと新庄剛監督。
ところが、2022年7月3日に札幌ドームで開催されたオリックス戦では一転して、キャンピングカーで登場しました。
このキャピングカーは、トヨタ「ハイエースワゴン(スーパーロング)」をベースにしたバンコンバージョン(バンコン)です。
そのバンコンはMYSミスティックが手掛ける「ウィンピュアジェイズ」というもの。
ビッグボスが乗っていた車両は2018年式で、すでに絶版となっているモデルです。
同モデルはその後、「ウィンピュアシェルラ」というモデル名に変更され、こちらも現在は一時的に生産中止となっています。
このキャンピングカーの特徴は、当時のバンコンにおいてはまだ珍しかった、後部常設2段ベッドを採用していることです。
ビッグボスは「僕は足が長すぎて寝られなかった」といっていますが、クォーターウインドウに樹脂製の出窓を付けて室内幅を延長することで、180cmの就寝スペースを確保。大抵の人なら足を伸ばして寝ることができます。
さらに車内に、ギャレーや頭上収納、ダイネットテーブルをインストール。
加えて、トイレやクローゼットとして使えるマルチルームを備えているのも、同モデルの特徴です。
ダイネットのシートを倒せばそれもベッドに替わり、170cmの大人2名が寝られる就寝スペースとなります。
バンコンでありながら、キャブコンバージョン(キャブコン)なみの装備を持っているウィンピュア・ジェイズ。
ビッグボスは、「インテリアが古くさい感じでいい」といっていましたが、こうしたデザインの内装はキャンピングカーでは現在でもスタンダードです。
クルマというよりは、コテージに近いキャンピングカーは、木目の良さを前面に出し、シートトリムも派手な柄のものを採用することが一般的です。
ちなみに当時の新車価格をMYSミスティック湘南店の伊藤英樹店長に聞いてみました。
「当時はベース車両で500万円台でした。新庄ビッグボスが乗ってきた車両は2018年式で200万円という価格でしたが、激安といえます。
同じ年式の同じモデルであれば、中古キャンピングカー市場では300万円後半から400万円台は下りません。
おそらく専門店ではないので、ベース車両の価値で売っているのかもしれません」
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キャンピングカーはすべてのタイプにおいて、新車の納期が1年半から2年待ちです。
これはコロナ禍によって急激に需要が伸びたことに加えて、半導体不足や部材の輸入の遅れなどが重なったことが要因です。
それだけに、高年式で内装コンディションのいいキャンピングカーは人気の的といえます。
車両をビッグボスに貸しているティーバイティーホールディングスに聞いたところ、あのウィンピュアジェイズは同社がレンタルキャンピングカーとして所有しているものなのだといいます。
問い合わせがあれば販売もするということらしいのですが、通常は1泊2日プランを5万円で貸し出しているようです。
ビックボスに貸し出している車両は、8月になったら同車は返却されるようです。