CouchWheelsは、マツダ「ボンゴバン」をベースとしたキャンピングカー「うたたね号」をレンタルすることができるサービスがを展開しています。「うたたね号」とはどのようなキャンピングカーなのでしょうか。
■自宅のような居心地の良さ!うたたね号って何?
近年、アウドドアや車中泊といったものの需要が高まっており、単純に自分のクルマをそのような仕様にするほか、車中泊仕様に仕立てたクルマのレンタルサービスも増えています。
そんななか、横浜を拠点とするカーレンタルショップCouchWheelsは「うたたね号」なるキャンピングカーのレンタルをおこなっていますが、どのような仕様なのでしょうか。
うたたね号は、同社の公式Webサイトからレンタルサービスの予約が開始された2022年5月10日以降、話題となっています。
マツダ「ボンゴバン」をベースとしたうたたね号のエクステリアは鮮やかな青色と白色が印象的なボディーカラーに、CouchWheelsのロゴがアクセントとなり、爽やかでおしゃれな印象を与えます。
乗車定員は前席3名がけ、後席ならび荷室だった空間では、足を伸ばしても窮屈感を感じないゆったりとくつろぐことのできる仕様になっています。
後方の空間では、ウッドデッキをイメージした天井や床には深みのある木材を使用。
また全列3席の背中合わせに木製ソファを配置するなど、オシャレなカフェ空間となっており、カップルでゆったり過ごしても、友達とわいわい過ごしても、窮屈感を感じない広さです。
また、足を延ばして寝転べるサイズなので、ゆったりお昼寝をすることも可能なほか、前述後ろ向きのソファを使うときは、バックドアを開いて外の景色を楽しめます。
うたたね号のポイントについて、CouchWheelsの担当者は以下のように話します。
「日中も車内でゆっくりと過ごせるように、あえてベッドや大容量の収納は備えていません。
これにより、日中は寝袋やマットをしまっておいてくつろぎ、夜には広々と眠ることができます。
床はシングルマットレス1枚がぴったり収まる広さで、また、家やアウトドアとは異なるくつろぎ時間を実現するために、ウッドデッキをイメージした足場板をフローリングに使用しています」
半屋内、半屋外を意識しているといううたたね号ですが、日中でも気持ちよく過ごすことのできる居心地の良いフローリングや、シングルベッドと同じくらいのスペースを誇る就寝スペースは、「動く別荘」と称されるほどの快適さを実感できます。
また、利用者にとことんくつろいでもらえるように、ホームページ、インスタグラムなどでおすすめの行き先を紹介し、行先を探す手間を軽減したり、バッテリー、プロジェクター、コーヒーなどあると嬉しいグッズをすべてまとめて提供したりなど、ユーザーの手間を軽減する取り組みを実施しています。
■「居心地の良い場所が少ない」という想いが「うたたね号」を製作した経緯?
そんなうたたね号ですが、サービスを開始したきっかけや制作経緯について、
「『居心地の良い場所が少なく、自宅以外でくつろげる場所がない』と感じていたことがきっかけです。
クルマの改装を始める少し前に、新型コロナウイルスの影響によるテレワークの増加がありました。
それにより、自宅で働くことによって、仕事とプライベートの切り替えが難しくなり、自宅以外でくつろげる場所がほしいという思いがより強くなったんです。
また、もともと海が好きで、海へピクニックに行くことがあるのですが、浜辺は風や日差しが強く、長時間滞在することが難しいと感じていました。
さらに、アウトドアはギアを揃えたり準備をしたりするのが面倒なので、手軽にビーチなどの外でくつろぎたいという思いもありました。
そこでたまたま、SNSでバンライフという文化を知り、生活拠点となるバンではなく、もうひとつの好きな場所でくつろげる場所としてのバンができるのではないかと思ったのが制作のきっかけで友人同士でボンゴの改装をスタートしました。
このように、ボンゴの改装を進めるなかで、ほかにも同じように感じている人がいるのではないかと思い、サービス化に至りました。
くつろぎのひとときを過ごす、新しい選択肢のひとつとして、ユーザー様にご利用いただければと思っています」