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小さな軽で「車中泊」できる!? 新型「ムーヴキャンバス」で寝るために必要なアイテムとは

くるまのニュース 2022年7月18日 18時10分

ダイハツは2022年7月5日、「ムーヴキャンバス」を約6年ぶりにフルモデルチェンジしました。コンパクトな軽乗用車ですが、車中泊は可能なのでしょうか。

■コンパクトな車内だけど、工夫次第では大人2名の車中泊も可能!?

 2022年7月5日、ダイハツは軽乗用車「ムーヴキャンバス」を約6年ぶりにフルモデルチェンジしました。
 
 2代目となる新型は室内空間が拡大したことで、使い勝手もさらに向上しています。小型な車体とはいえ、室内で車中泊をすることも可能なのでしょうか。

 新型ムーヴキャンバスは、初代で評判を集めたかわいらしいスタイリングや、後席のスライドドアによる使い勝手の良さなどを継承しつつ、基本性能や安全性能の大幅な進化を図っています。

 また、初代同様の2トーンカラーを採用した「ストライプス」に加え、モノトーンとメッキ加飾の組み合わせで大人のスタイルを提案する「セオリー」という2つのラインナップを用意したのも、新型の注目点のひとつとなります。

 全長わずか3395mmの新型ムーヴキャンバスですが、室内長(インパネの端から後席後端までの距離)は、初代の2115mmに対し、新型では2180mmへとさらに拡大しています。

 実際に新型ムーヴキャンバスで車中泊をするときには、前後シートをつないで倒す「フルフラット」の状態とする必要があります。

 前席のヘッドレストを外し、シート位置をスライドし調整して後席とすき間なく倒すと、簡易ベッドが出来上がります。

 その際には後席のシートの背もたれも倒しますが、完全に倒すことはできません。後部のバックドアと当たってしまうからです。

 したがって2000mmを超える室内長があるといっても、実際の「寝床」のサイズはもっと短く、さらに運転席側にはハンドルなどの突起物もあるため、実質的な寝床のサイズは、1700mm前後の長さとなります。

 また新型ムーヴキャンバスのシートは、乗車時のサポート性を確保しているため左右に凹凸や曲面があり、完全にフラットな寝床というわけにはいきません。

 とはいえ、身長170cm前後までの大人2名ならどうにか寝ることも可能です。ただしシートの形状上、斜めに寝るのはかなり困難が伴います。

 キャンプ用のエアマットを流用したり、アフターパーツとして流通している車中泊用の車内マットなどを購入し、段差を埋めると快適度は大きくアップします。車中泊での利用を検討しているなら、就寝用のマットは必須アイテムといえるでしょう。

 また身長180cm級の大柄な人でも、マットの大きさや形状次第では斜めに寝ることも可能となります。1名ならば十分に車中泊用の寝床も確保できそうです。

 なお床面からの室内高は初代の1285mmに対し、新型は10mmダウンの1275mmですが、低学年の小学生が立てるほどの高さは確保されているので、実用上は十分といえます。

※ ※ ※

 新型ムーヴキャンバスのメーカーオプションには、ストライプスとセオリーの世界観を広げる3つの「アナザースタイルパッケージ」が用意されています。

 なかでもアウトドア派におススメしたいのは、新型ムーヴキャンバス セオリー専用の「ビタースタイル」です。

 これはブラックを基調とした外装パーツがセットされていて、ディーラーオプションのダークブラウン内装パーツなどと組み合わせることを推奨しています。

 ビタースタイルについてダイハツでは「クラフト感と渋さを演出した」と説明します。

 SUVのカスタムでもレトロで渋いカスタマイズ手法が流行っており、こうしたトレンドにも通じるものがあります。

 そしてアウトドアユーザーには、ビタースタイルをさらに押し進めた発展形「ビタースタイル+(プラス)」として、クラシックタイプのルーフキャリアや、ガンメタリックの14インチミニライトアルミホイールセットなど、レトロ感を強調するセレクトがとくにおススメです。

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