トヨタ「サクシード」は、商用バンとしてだけではなくアウトドアや車中泊といったシーンで利用している人も多くいるようです。なかでもはるき(@haljun2002)さんは、サクシードとともに、車中泊ライフを楽しんでいるそうです。
■後部座席の乗り心地も抜群! まるで走るカプセルホテルのようなサクシード車中泊
商用車として活躍している姿をよく見かけるトヨタ「サクシード」。
実はサクシードは、商用シーンだけでなく、アウトドアや車中泊といったシーンで利用している人も多くいるようです。
サクシードでの車中泊ライフとは、どのようなものなのでしょうか。
ここ最近需要が高まっているさまざまなアウトドア。さらには、コロナ渦での“外出自粛”や“三密回避”などの影響を経て、宿泊施設いらずで移動の自由を楽しむことのできる車中泊の人気も増しています。
なかには、自分の愛車を車中泊仕様にカスタムしているオーナーもいるようです。そんな車中泊仕様のカスタムに向いているといわれるクルマのひとつにサクシードが挙げられます。
2002年に登場した商用バンのサクシードは、2020年に姉妹車「プロボックス」に統合されるまで販売されていました。
商用バンならでの積載量を誇るほか、後席を倒すとフルフラットの空間を確保することが可能で、フロア高が低く大きな荷物を出し入れするのに便利な設計になっています。
ちなみに、後席を倒した状態の荷室のサイズは、荷室幅1420mm×荷室高935mm×荷室長1810mmです。
では、そんなサクシードでの車中泊の実際の過ごし方は、どのようになっているのでしょうか。
実際にサクシードで車中泊を楽しんでいる「はるき(@haljun2002)」さんは、2019年式サクシードの「Fグレード」を車中泊に利用しています。
サクシードを選んだ理由について、はるきさんは以下のように話します。
「2022年の6月に中古で購入したばかりなのですが、家の駐車場の高さ制限の都合で背の低いクルマの中から家族3人でキャンプへ行くときの積載量や車中泊が出来そうな荷室の長さから選びました。
商用車ですが1番上の『F』グレードだと後部座席の座り心地も良く、試乗してみて家族からも即OKしてもらえました。
最近プロボックス・サクシードのアウトドアカスタムが流行っているので後々リフトアップや全塗装もしたいなと考えています」
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仕事で栃木に行った際に、ホテルが取れなかったことから初めて「道の駅はが」で1泊2日の車中泊にチャレンジしてみたというはるきさん。
はるきさんは、サクシードでの車中泊の感想を以下のように話します。
「2022年の夏は猛暑が続いてますが、今後はさらに暑い日や真冬の車中泊を想定してポータブル電源(扇風機や電気毛布用)の導入も検討してます。また後部ハッチドアから出入り出来るような工夫をしたいなと考えてます」
■サクシードをさらに快適空間に! どんな工夫をしたのか?
車中泊をした日はたまたま気温も低く快適だったそうですが、その時の室内環境の工夫やこだわりについて、次のように話します。
「最近の年式の『F』グレードだと後席の座面シートを外すことができ、WAQ製のコットがピッタリと収まるという話を聞いた事があったので、実際に試してみるとピッタリと“シンデレラフィット”しました。
自分の身長は174cmですが、それでも頭も足も付かずに伸び伸びと寝ることが出来ました。
コットの上にインフレーターマットを敷くことによって、さらにフカフカの寝床に進化し、またドアに被せるタイプの網戸を用意したので風通しもよく、朝まで快適に過ごすことができました」
このように、荷室についても広いスペースがとれるよう工夫がされているサクシードでは、快適に過ごせる睡眠スペースの確保もじゅうぶん可能であるようです。
キャンプ用のコットを使用しているため、後部座席に人を乗せる際はすぐに畳んで片づけることができます。
ほかにも、リクライニング機能のない後部座席での居住性をアップさせるため、トヨタ「コースター」の専門店「Bliss」の「座席がナナメになるお君」をDIYにて取り付けているといいます。
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はるきさんは、「新しい遊びを見つけてしまった」とも話しており、ふだんとは違う、非日常感を味わえるのも車中泊の魅力のひとつといえそうです。