2022年7月26日、イタリアの高級車メーカーランボルギーニは「Beyond The Concrete」と名付けられたティザー動画を公開しました。「ウラカン」のクロスオーバーモデルとも見える動画のクルマはどのようなクルマなのでしょうか。
■ランボルギーニ「ウラカン」にクロスオーバーモデル? ティザー動画が公開
2022年7月26日、ランボルギーニは「Beyond The Concrete」と名付けられた動画を公開しました。
動画には「ウラカンSTERRATO(ステラート)」とナンバーに書かれたランボルギーニのプロトタイプモデルがオフロードを疾走する様子が映し出されていました。
ウラカンSTERRATOのコンセプトモデルである「ウラカンSTERRATOコンセプト」は、2019年6月4日に発表されました。
同車は最高出力640馬力を発揮する5.2リッターV型10気筒エンジンを搭載したランボルギーニ「ウラカンEVO」をベースに、ランボルギーニ「ウルス」で鍛えたオフロードでの経験を活用し、「オフロードを走る楽しみ」の新しい次元を創造するクルマ。
ウラカンEVOと比較して、最低地上高は47mm、ホイールトレッドは前後ともに30mm、デパーチャーアングルは6.5%拡大しています。
足元にはバルーンタイヤを履いた20インチホイールが、エアインテークを内蔵したワイドボディホイールアーチの中に収められ、まさにオフローダーの雰囲気を醸し出しています。
また、ディフューザーとして機能するリアスキッドプレートを含むアンダーボディ補強とボディプロテクションが装着。エンジンやエアインテーク周りの石跳ね防止プロテクションやカーボンファイバーとエラストマー樹脂のハイブリッド素材のマッドガードなど、ボディ保護用の装備が施されています。
さらにルーフにマウントされたライトバーとバンパーライトが増設されています。
今回発表された動画の中で疾走するウラカンSTERRATO(ステラート)とナンバーに記載されたクルマは、このコンセプトに対しルーフのライトバーがないものの、ルーフレールは残されており、ほぼ同じデザインです。
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ランボルギーニは2022年4月に、第1四半期の業績を報じるリリースの中で、「今年の後半には、ウルスで2車種、ウラカンで1車種、合計3車種の新製品発表を予定している」と記載していました。
今回公開されたウラカンSTERRATOと見られるモデルは2022年度中にリリースされるかもしれません。