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オシャな内装は「ハリアー」超え!? 豪華になった日産 新型「エクストレイル」の「タフ」なだけじゃないインテリア比較

くるまのニュース 2022年8月29日 19時10分

日産「エクストレイル」といえば、アウトドアユーザーが荷物を満載し海や山で活躍できる「タフギア」としてのイメージを強く持つモデルです。しかし2022年7月のフルモデルチェンジでは、質感も大幅に高められたといいます。

■エクストレイルの「オシャ内装」ぶりはハリアーを超えた!?

 日産は2022年7月、主力SUV「エクストレイル」をフルモデルチェンジしました。本モデルで4代目ですが、歴代モデルで一貫したイメージをもつ「タフギア」路線は継承しつつも、新型では質感も大幅に向上させているのが特徴です。
 
 300万円台から400万円台の価格帯もトヨタの人気SUV「ハリアー」と同等。都会派プレミアムモデルのハリアーにも負けない豪華内装仕様も設定され、新型エクストレイルは対抗馬としての存在感を強めていました。

 2000年デビューの初代以来、日産はエクストレイルに対し一貫して悪路にも強い4WDシステムや防水の内装、ラフに使える荷室床面のボードなどを与え、「タフギア」のイメージを定着させました。

 今回登場した新型では、そんなキャラクターを引き続き推し進めつつも、第2世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」という革新技術も搭載しています。

 内外装のデザインも、歴代のタフさを伝承しつつ、e-POWERがもたらす静粛性の高い走りに相応しい質感を与えたといいます。

 フロントの2段式ヘッドライトは、上段をポジションランプとターンランプに、下段にメインランプを配置しキリっと引き締まった印象。緻密でキラキラ感のあるリアコンビランプも上質な仕上がりです。

 ボディカラーは歴代のイメージカラーだった赤を深く鮮やかに進化させた新色「カーディナルレッド」をはじめ、上質なモノトーンが7色、2トーンが5種類の全12パターンとなっています。

 内装に目を向けると、従来の流れをくむ防水シート「セルクロス」を使用したグレードに加え、しっとりな肌触りと包まれる心地よさをもち、しかも耐久性も高いという次世代シート素材「テーラーフィット」を上級グレード「G」「G e-4ORCE」に採用しています。

 さらに「G」「G e-4ORCE」にはオプションとして、クロムでなめされ、しなやかで柔らかい肌触りを特徴とする高級本革のナッパレザーを用意しました。

 明るく豪華なムード漂うタンカラーの室内からは、従来の「タフギア」のイメージもすっかり払しょくされ、高級SUVと呼ぶのが相応しい雰囲気です。

 最上級グレードのG e-4ORCE(4WD)の消費税込み価格は449万9000円。ナッパレザーはわずか8万8000円の追加料金で装着できるのもうれしいポイントとなります。

 対抗馬となるトヨタのハリアーの上級グレードは「G “レザーPackage” ハイブリッド E-Four」452万円。アルミホイールサイズは18インチで、8インチのディスプレイオーディオが組み合わされています。

 またハリアーの本革内装モデルはその上にも「Z “レザーPackage” ハイブリッド E-Four」(504万円)の設定もあります。こちらは大径の19インチアルミホイールを備え、12.3インチの大画面ナビとJBLサウンドシステムも標準装備です。

 ちなみに新型エクストレイル G e-4ORCEのホイールサイズは大径19インチで、12.3インチワイドディスプレイのナビゲーションシステムが標準装備(BOSEサウンドシステムは他装備とセットオプション)と、ハリアーの上級2グレードを強く意識した値付けや設定としていることがうかがえます。

 なおハリアー上級グレードに備わる本革シートの内装色はブラックが基本ですが、無償オプションでブラウン内装も選択可能です。

 シート地などはブラックのままですがステッチがブラウンとなるほか、センターコンソールまわりやドアパネルなど随所にブラウンのカラーがあしらわれ、独自のムードがあります。

※ ※ ※

 新型エクストレイルは、7月25日に発売を開始。日産の発表によると、およそ2週間後の8月7日時点で早くも1万2213台の受注を集める人気ぶりとなっています。

 初期受注のうち61%が上級グレードG/G e-4ORCEで、そのうち30%がナッパレザーシートをオプション装着しているといいます。

 新型エクストレイルの新たな世界観を切り開いた豪華仕様が、ユーザーからも高く評価されていることがわかります。

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