トヨタ・コニック・プロとバンダイナムコアミューズメントは、次世代ライド型アトラクション「FUNVE(ファンビー)」を、VS PARKイオンレイクタウンmori店へ期間限定でトライアル導入します。
■「FUNVE」は8歳以上から体験可能 仮想空間を実際のカートで移動
トヨタ・コニック・プロとバンダイナムコアミューズメントは、MR技術と一人乗りカートを融合した次世代ライド型アトラクション「FUNVE(ファンビー)」を、VS PARKイオンレイクタウンmori店へ、2022年9月9日(金)から11月13日(日)の期間限定でトライアル導入します。
FUNVEは、カートとMR(複合現実)が融合した次世代の体験型アトラクションです。トヨタの技術系社員の有志で構成された「トヨタ技術会」が制作しました。
ユーザーは、カートに乗りながらMR技術で体験できるソフト「アニマルレンジャー」をプレイします。
アニマルレンジャーは、仮想空間で森の動物保護レンジャーになり、悪質なハンターから保護が必要な動物たちをキャッチして保護するというゲームで、FUNVEと同様に「トヨタ技術会」のメンバーが開発、制作しました。
MRとは、「現実世界と仮想世界を複合・融合させ、リアルタイムで相互に影響し合う空間を構築する技術」のことです。
ユーザーはMRグラス(マイクロソフト社製HoloLens2)を着用してカートに乗り、目の前に広がる仮想空間を実際のカートを操作して体験します。
カート本体は、通常のクルマと同様のハンドル操作のほか、ジョイスティックによる直感的な操作が可能なことも特徴です。
トライアル期間では、VS PARK内のカートコーナーにて、「FUNVE」を約5分間体験できます。
対象は8歳以上、体重100kg未満で、運転免許は必要ありません。13歳未満は、保護者(20歳以上)の同意が必要です。
■正式導入に向けた意欲的なトライアルで、「子供でも楽しめるモビリティ体験」を目指す
FUNVEは、これまで一部のトヨタ販売店などで体験会をおこなってきましたが、今回初めて、これまでにない2か月という長期間にわたり、バンダイナムコアミューズメントが運営する「VS PARK」に体験の場を設けます。
若年層やファミリーをはじめ、多数の来場者を対象に、さまざまな性年代に体験してもらう予定です。バンダイナムコアミューズメントは、期間中のFUNVEの運営のほか汎用化に向けての安全性や運営面での検証とアドバイスを担います。
FUNVEの開発当初のコンセプトは“Fun to Drive for Kids”。
多くがパパ世代でもあった開発メンバーの「子供でも楽しめるモビリティ体験を創りたい」という想いから誕生しました。
体験できるソフト、アニマルレンジャーもメンバー自ら開発・制作したコンテンツで、仮想空間でかわいらしい動物たちをキャッチしていくゲームとなっています。
このFUNVEは、子供でも楽しく体験できるモビリティとして誕生しましたが、老若男女問わず誰でも夢中になれる楽しさを備えています。
世代の差はもちろん、MRで繋がるオンライン体験によって、ハンディキャップを持っている人方や、国籍や地域など、あらゆる境界を飛び越えて“Fun to Drive”できるモビリティ体験を目指し、改良が続けられる予定です。
トヨタ・コニック・プロは今回のトライアル導入に際し、「『FUNVE』を実際にVS PARKの来場者に体験してもらうことで、多くのお客さまの生の意見を集め、正式導入に向けた課題点やビジネス機会の発見に役立てて、今回のトライアルを経て、今後はさまざまな場所で『FUNVE』が多くの人々の笑顔を生み出し、沢山の皆様の生活を豊かにしたい」としています。