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1億2000万円超え! 一見普通のクルマ!? 伝統的スポーツカー「マスタング」が米で超高額落札された理由とは

くるまのニュース 2022年9月12日 11時10分

世界的なオークションの「バレットジャクソン」にフォード「マスタング(2009年型)」が出品され、1億2000万円を超える金額で落札されました。どのようなクルマなのでしょうか。

■億超えで落札されたアメリカンの伝統的スポーツカーとは

 アメリカでおこなわれる世界的なオークションの「バレットジャクソン」には、カスタムカーや劇用車、特殊車両などさまざまなコレクターズカーが出品されています。

 2022年4月にパームビーチで開催されたオークションでは、フォード「マスタング(2009年型)」が出品され、88万ドル(約1億2684万円)で落札されました。

 フォードはアメリカに本拠を置く、国際的な自動車メーカー。マスタングは同社が製造販売するスポーツカーで、初代モデルのデビューは1964年と長い歴史を持ちます。

 今回出品されたのは、そんなマスタングの6代目モデルの上位グレード、「シェルビーGT500スーパースネーク(以下スーパースネーク)」。パワートレインには最高出力750馬力を発揮するスーパーチャージャー付き5.4リッターV8エンジンを搭載、これに6速MTが組み合わされます。

 通常のマスタングと比較してスーパースネークには、ワイドスクープとボンネットピンを備えたカーボン製のボンネットや同じくカーボン製のフロントスプリッター・ミラーカバー・ロッカーパネル、スーパースネーク専用エクステリアバッジフロント・リアのブレーキ冷却ダクトなどが装備されています。

 足元には、シェルビーデザインの20インチホイールにピレリP-Zeroタイヤが組み合わされ収まっているほか、サスペンションにはシェルビー・アイバッハのサスペンションシステムが、ブレーキには6ポッドのディスクブレーキが採用されています。

 インテリアには、ブースト圧や油圧などが表示されるシェルビーシグネチャーメーター、シリアルナンバー入りダッシュプレート、フォードレーシング製ショートスローシフター、スーパースネーク専用ヘッドレスト、センターコンソールの刺繍など特別装備が装着されています。

 外装色はヴェイパーシルバーメタリック、内装はブラック。走行距離は6484マイル(約1万434km)です。

 このクルマの落札額はウクライナで災害救援と緊急医療を提供する人道支援団体「サマリタンズ・パース」に寄付されました。

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 今回チャリティーとして出品されたスーパースネークは、88万ドル(約1億2634万円)で落札されました。

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