スバルのAWD車が誕生から50周年を迎え、累計販売台数は2100万台を達成。磨き上げられてきた技術とは、どのようなものなのでしょうか。
■AWD車生産2100万台を達成
スバルは2022年9月15日、同社のAWD車（4WD車）の累計生産台数が2100万台を記録したと発表しました。1972年以来、スバルが磨き上げてきたAWD技術の強みとは、どのようなものなのでしょうか。
スバルのAWD車（OEM車除く、以下同様）の特徴は、水平対向エンジンを核として左右対称にレイアウトされたスバル独自のパワートレイン「シンメトリカルAWD」を採用している点にあります。
水平対向エンジンがもたらす低重心とパワートレインの優れた重量バランスにより、AWDの安定性・走破性を最大限に発揮。あらゆる天候・路面で優れた走行性能を提供。
さらに「人を中心としたクルマづくり」の考え方のもと、クルマと乗員の一体感を高めるつくり込みを続けたことで、高い次元での「安心と愉しさ」を実現しているということです。
2022年現在、スバルの世界販売台数に占めるAWD車の比率は98％に上り、その全てが水平対向エンジンとの組み合わせによるシンメトリカルAWDです。
さらに、電動車となるグローバルEV「ソルテラ」ではEV専用AWDシステム「前後独立モーター駆動式AWD」を搭載。2005年から続くモーター駆動AWD制御の研究で積み重ねられた技術・知見が織り込まれ、スバルらしい高い走破性と走りの愉しさを実現しました。
誕生から50年を迎えたスバルのAWD車ですが、今後も進化は続いていきます。
それではここでクイズです。
前述したとおり、スバルは1972年よりAWD車を発売しています。このクルマは「世界初の量産AWD乗用車」として知られているのですが、その車種名は次のうちどれでしょうか。
【1】スバル1000
【2】ジャスティ
【3】アウトバック
【4】レオーネ エステートバン
※ ※ ※
正解は【4】の「レオーネ エステートバン」です。
1972年9月に発売された「レオーネ 4WD エステートバン」は、快適な乗り心地と4WDならではの優れた悪路走破性を両立。
ジープタイプではない四輪駆動車として革新的なモデルでした。
※クイズの出典元：くるまマイスター検定