トヨタは2022年9月26日、後付けで装着できる車いす収納装置を新型シエンタ向けに発売し、既存の車種にも拡大を予定しています。
■車両に追加できる「後付けの」車いす収納装置 使用しないときは取り外しも可能
トヨタは2022年9月26日、車両に後付けできる純正福祉用品の「いつでもウェルキャブ」シリーズに、新たに車いす収納装置をラインナップに加え、販売を開始しました。
車いす収納装置のラインナップは、新型シエンタ向けモデルを皮切りに、旧型シエンタを始め、アクア、ヤリス、プリウス、ルーミー、タンクなど既に販売している6車種にも拡充する予定です。
トヨタは福祉車両として「ウェルキャブ」シリーズを各車に展開してきましたが、これらは特装車となり、新車時の注文でしか選べないモデルとなっていました。
そこで、「いつでもウェルキャブ」シリーズを設定することで体の状態にあわせ、ウェルキャブの持つ機能を後から車両に追加で装着することができます。
今回追加された車いす収納装置は、車いすを持ち上げるのが困難な方でも、電動によりラゲッジルームに車いすを収納できる装置です。装置はユーザー自身のよる着脱が可能なため、使用しないときは簡単に取り外すことができ、ラゲッジルームを有効に活用できます。
価格(消費税込/取付費別)は14万9600円で、今後販売を予定している6車種も同一価格となります。
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「いつでもウェルキャブ」シリーズは既に「助手席ターンチルトシート」をラインナップしています。これは、助手席シートが回転し傾くことで、足を地面に付けたまま、またがずに乗ることができ、乗降を楽におこなえる商品です。
助手席ターンチルトシートは2022年8月より販売中で、旧型のシエンタを始め、アクア、ヤリス、プリウス、プリウスPHV用のものを展開しています。
なお、トヨタはいつでもウェルキャブシリーズを販売することに加えて、トヨタグループのひとつである豊通オールライフと共同で、装置のレンタルサービスを一部地域で2022年10月1日から開始する予定となっています。