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晴海~築地~虎ノ門がノンストップ! 都心の「環状2号線」12月ついに全通 1.8kmの地下トンネルがつながる

くるまのニュース 2022年10月17日 16時10分

東京の環状2号線が、2022年12月に全線開通を迎えます。築地~新橋間の本線トンネルの供用開始により、晴海から虎ノ門までが信号なしで走れるようになります。

■築地虎ノ門トンネルが全通

 東京都建設局は2022年10月14日、建設を進めてきた環状2号線が、12月18日15時に全線開通すると発表しました。

 環状2号線は都内の千代田区神田佐久間町から江東区有明を結ぶおよそ14kmの道路です。「外堀通り」「環二通り」といった通称が付けられています。

 今回開通するのは、築地~新橋間の本線トンネル(約1.4km)です。新橋側は2014年開通のトンネルに接続し、長さ1840mの「築地虎ノ門トンネル」として1本につながります。これにより、臨海部から都心部にかけての晴海~築地~虎ノ門間約3kmが信号なしで走れるようになります。

 築地虎ノ門トンネルは4車線(片側2車線)、設計速度50km/hで整備されます。途中の汐留にはランプ(出入口)が設けられ、現在の新橋側のトンネル出入口もランプに変わります。

 環状2号線は当初、築地市場が移転した後の跡地に地下トンネルを通して、東京オリンピック・パラリンピックの主要アクセス道路として使われる計画でした。

 しかし市場移転が延期となり、それが道路建設にも影響して、結局、環状2号線は予定より2年ほど遅れて全線開通を迎えることになりました。

 なお、開通1週間前の12月10日には、トンネルを歩ける唯一の機会となるウォーキングイベント(参加無料、要事前応募)が、開通当日の18日には記念式典が開催される予定です。

 都によると今回の開通により、臨海部と都心部を結ぶ交通・物流ネットワークの強化や、並行する晴海通りの渋滞緩和、防災性の向上が期待されるということです。

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