トヨタ新型「クラウン」の米国仕様（2023年モデル）が発表されました。全車がハイブリッドを搭載するとともに駆動方式は四駆のみ。グレードによって搭載されるシステムが異なります。
■2種類のハイブリッドパワートレインを搭載
トヨタの米国法人は、新型「クラウン（2023年モデル）」を2023年初頭に発売することをアナウンスしました。
米国では「XLE」「Limited」「Platinum」という3つのグレードが用意されます。
XLEとLimitedに搭載される2.5リッターハイブリッドは、新開発の高出力バイポーラ型ニッケル水素電池を使用した高効率なハイブリッドシステムを採用。出力を高めたニッケル水素電池が低速域でのレスポンスの良い加速をサポートし、満足感のあるドライビングフィールが味わえます。
最上級グレードのPlatinumには、2.4リッターターボハイブリッドとダイレクトシフト6速ATを組み合わせた「ハイブリッドMAX」を搭載。低回転域からの力強いトルクとスポーティで爽快な走りを実現する新型パフォーマンスハイブリッド（最高出力340hp／最大トルク400lb-ft）が初採用されました。
駆動方式は全車4WDですが、各ハイブリッドパワートレインのメリットを最大限に活かした高効率な四駆システムが搭載されます。
XLEとLimitedには電子制御式オンデマンドAWDを採用。リアモーターで後輪を駆動することで安定した性能を実現し、滑りやすい環境下で必要なときにトラクションを発揮します。
また、前後輪の駆動力配分を100：0から20：80の間で精密に制御し、燃費の向上と快適な走行性能を可能にしました。
Platinumには、走行状況に応じて前後輪のパワー配分を70：30と20：80の間で調整電子制御式フルタイムAWDを採用。後輪の駆動力を高め、後輪駆動ならではの操縦性や直進安定性、加速感を実現します。
新型クラウンは、トヨタのセダンのなかでもとくに大胆でユニークなスタイルを実現。流れるようなシルエットや個性的なツートーンカラーの設定といった特徴を備えています。
また、トヨタセダン史上最大の21インチホイールをLimitedとPlatinumに装備し、高いスタンスを実現（XLEは19インチ）。車高が上がって存在感が増すとともに、ドライバーの視界も確保しました。
また、ヒップポイントを約25インチ（約635mm）高くし、乗り降りのしやすさも考慮しています。
広々とした車内にはユニークなカラーコンビネーションとレザーシートを採用し、プレミアム感を演出。
さらに、フルデジタルディスプレイやピアノキーコントロール、縦型ワイヤレス充電ポート、新しいトヨタオーディオマルチメディアシステム、11スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステムなど、ハイテクとエンターテインメントを詰め込みました。
加えて、予防安全システムは「トヨタセーフティセンス3.0」が全車に標準装備されます。
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米国での新型クラウン 2023年モデルの価格は、XLEが3万9950ドル（約588万円）から、Limitedが4万5550ドル（約671万円）から、Platinumが5万2350ドル（約771万円）からです。