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テスラ「400cc仕様」爆誕!? 充電要らずでも「エコじゃない!?」 発電機搭載の「モデルS」が話題に!

くるまのニュース 2022年11月14日 10時10分

とあるYouTuberは愛車のテスラ「モデルS」に発電用ゼネレーターを搭載してしまいました。なぜ電気自動車(EV)にゼネレーターを載せたのでしょうか。

■給油も充電も面倒くさい人に向けた“魔改造”

 世の中には「給油も充電も面倒」とおっしゃる人が少なからずいらっしゃいます。
 
 その一人であるアメリカのYouTuberは愛車のテスラ「モデルS」に発電用ゼネレーターを搭載してしまいました。

「モデルSは気に入っているけど、充電は面倒くさい! 」そう言い放ったのは「Warped Perception」というチャンネルを開設しているYouTuberです。

 同氏、過去には「ジェットエンジンをモデルSに追加して加速力を向上させる! 」という魔改造も試みています。

 大人が真面目に「“おバカ”をやるとウケる」ということを実証してくれています。

 現状、電気自動車のフル充電は、内燃式機関車を満タンにするよりもかなり時間がかかります。

 また、世の中にはガソリンスタンドに行くのが面倒くさいとおっしゃる人も少なからずいらっしゃいます。

 アメリカでは「Booster Fuels」という会社がスマホのアプリで給油車を呼んで、駐車中に満タンにしてくれる、というサービスを提供しているくらいです。

 駐車中に給油口を開けておかなければならない不安はありますが、サービス提供は企業の私有地内に限定しているようです。

「Fuel Delivery」で検索してみると最近、インドでもこの手のサービスが普及し始めています。

 利便性もさることながら、不動産価値が高い場所に給油スタンドを構える必要がない、というメリットも強調しているようです。

 ガソリンスタンドに行くのが面倒くさいのであれば、電気自動車の充電なんてもっと面倒くさいかもしれません。

 自宅での充電はケーブルを差し込んで放っておくだけですが、出先での充電には時間を要します。

 数年前、フォルクスワーゲンがEVの駐車中に充電してくれる「自動給電ロボット」のコンセプトを発表しましたが、今のところ商品化の続報はありません。

 そんななか最近話題になったのが、アメリカでモデルSを所有するYouTuberです。

 彼は走行中や停車中、いつでも愛車モデルSに充電ができるように、リアハッチ部分を改造して最高出力13馬力の400cc単気筒エンジンを積み込んだのです。もちろん、動力としてではなく、ゼネレーター(発電機)として、です。

「面白い! 笑える!」 と思ったものの冷静に考えたら、もはや電気自動車ではなく日産のe-POWERのような「ハイブリッド車」に“魔改造”されてしまっています。

 ゼネレーターの設置が完成した後、1600マイルにもおよぶロングドライブに出かけた模様が動画になっています。

 再生回数は3週間で実に約230万回とバズっています。

 当初の目論見では走行中の充電も可能にすることだったようですが、ゼネレーターの出力が小さいために停車しないと充電できなかったようです。

 そして、ゼネレーターの音がうるさくて、車中泊中は眠れなかったといいます。

※ ※ ※

 充電ステーションに行くのが面倒くさいと思っているのは、なにもこのYouTuberだけではありません。

 例えば、アメリカでは充電ステーションに行くことなく、車両に搭載した太陽光発電だけでも走れるクルマを「アプテラ・モーターズ」という会社が開発し、受注を開始しています。

 もちろん、太陽光で十分に発電できないときは、フツーの電気自動車のように外部電源から充電することもできるそうです。

 車両の耐久性、性能、速度に加えて、制動力や操縦安定性など課題は残っていそうですが、近距離移動用の車両として面白そうです。

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