トヨタは新型「プリウス」を2022年11月16日に世界初公開すると明かしていますが、これまでのプリウスはどのような歴史を歩み、現行はどのような反響で、新型にはどのような期待があるのでしょうか。
■トヨタ新型「プリウス」 7年ぶりのフルモデルチェンジ
2022年11月16日にトヨタは、新型「プリウス」を世界初公開すると明かしています。
それに先立って先行公開された5代目プリウスは、どのような形で登場するのでしょうか。
1997年に「世界初の量産ハイブリッドカー」として誕生した初代プリウス。
その後、2代目（2003年）、3代目（2009年）、4代目（2015年）が登場し、今回5代目として歴史を重ねます。
なかでも、プリウスの凄さを語るうえで欠かせないのが2代目です。
当時、レオナルド・ディカプリオなどのハリウッドセレブ達がハリウッドのレッドカーペットにプリウスで登場するなどの影響で「プリウスは環境に優しいクールなクルマ」として認知され、大きな話題となりました。
さらに、3代目では日本の新車販売台数史上でも稀な年間販売台数を31万5669台（2010年）、31万7675台（2012年）という30万台超えを2度も達成。
現行型となる4代目では新プラットフォームTNGAを採用した第1弾モデルとして華々しくデビューします。
しかし、ユーザーからは「歌舞伎顔」ともいわれる垂れ下がったヘッドライトやテールライトのデザインなどに対する不評な声が挙がったものの、歴代販売台数には及ばないですが当時の新車ではNo.1になるなどプリウスブランドの高さを誇示。
4代目は、デビューした2015年（約21万）、2016年（約24万）と20万台超えを維持。2017年から2019年までは10万台超えを記録しています。
また、これまでのプリウスに対してトヨタの販売会社の担当者は次のように話しています。
「プリウスは幅広い年齢層に人気があるクルマです。
これまで支持されてきた理由は『燃費の良さ』、『サイズ感』、『運転のしやすさ』という部分が挙げられます。
さらに長年売れ続けているという『信頼出来るクルマ』、『ハイブリッド車＝プリウス』というプリウスとしてのブランド価値が築かれてきたことも大きいといえます」
そうしたなかで、2022年11月9日にトヨタの公式SNS（ツイッター、インスタグラム、フェイスブック）では、シルエットに「2022.11.16」の文字が記されたものや、コの字型のヘッドライトに「HYBRID REBORN」と記された複数の画像が公開されました。
その後、同月11日には新型「プリウス」が同月16日にワールドプレミアされることが明かされたのです。
新型プリウスに対するユーザーの反響には、「このヘッドライトデザイン良いよね」、「新型プリウス、スポーツカー風味になるのだ…？」、「新型プリウスAピラーの角度スポーツカー並じゃない？」、「トヨタの初見は斬新なデザインが多いから…これも期待」などさまざまな声が見受けられます。
「かっこいい気がする」、「新型プリウス、良さそうだね。GRスポーツを設定してほしい」、など、スポーティなスタイリングを楽しみにするコメントが多く見られました。
そのほか、「プリウスめちゃ楽しみ」、「クラウンかプリウスで悩む」、「ついにウチのプリウスを買い替える時が来た！」と、7年ぶりのフルモデルチェンジを期待する声も見受けられました。
トヨタのグローバル市場を支える大切なプリウス。新たに5代目となることでどのような反響を呼ぶのか、そして新たな個性を発揮できるのか、正式発表の2022年11月16日が待ち遠しいです。