スバルが世界初公開した新型「インプレッサ」は、従来型モデルとどのような点が変化したのでしょうか。いまわかる情報から比較します。
■進化したスバルグローバルプラットフォームを採用
スバルは、2022年11月17日（現地時間）に新型「インプレッサ」（米国仕様）をロサンゼルスオートショー2022で世界初公開しました。
インプレッサとして6代目となる新型ですが、5代目インプレッサと比較してどのような点が変化しているのでしょうか。
2016年に発売された5代目インプレッサは、歴代モデルで初めてスバルの次世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」を採用しました。
ボディとサスペンションの剛性が大幅に向上し、スバルが掲げる動的質感（ステアリングやペダル、クルマの動きなどから人が感じる“走りの気持ち良さ”）が大きく改善されたといいます。
一方6代目インプレッサでは、スバルグローバルプラットフォームがさらに進化。
フルインナーフレーム構造の採用や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性向上などにより、5代目よりさらに高いレベルの動的質感を実現したと説明しています。
またボディタイプに関して、5代目では日本・米国ともに設定されていたセダンタイプが、米国で初公開された6代目では消滅。5ドアハッチバック（日本名：インプレッサスポーツ）のみが今回登場しています。
なお、スバルは日本国内向け公式サイトでも「現行モデル（5代目）をもってインプレッサ G4（セダンタイプのインプレッサ）の展開を終了いたします」とアナウンスしています。
6代目インプレッサの外観をみると、5代目よりもさらにシャープなデザインになったヘッドライトが目を引きます。また、テールランプ形状が6代目ではコの字型に変化。
5代目では内部の光り方のみコの字だった（形状は長方形に近い）ため、変化の大きな部分といえるでしょう。
6代目インプレッサの内装は、近年のスバル車で採用例が目立つ大型ディスプレイ（11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ、米国仕様は一部グレードに装備）が特徴的です。
タッチ操作が可能で、ワイヤレス接続できるApple CarPlayと全画面表示に対応したAndroid Autoを介したスマホ連携にも対応します。
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今回、米国仕様の6代目インプレッサではエンジンが2リッター水平対向と2.5リッター水平対向の2種類が設定されます。また、駆動方式はAWDのみです。
日本国内に6代目インプレッサが導入されることになった場合、ハイブリッド仕様（e-BOXER）の有無など、パワートレインや駆動方式のバリエーションも注目されることが予想されます。