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もう待てない! “長納期”問題に意外な解決策!? “トヨタ車”の納期を1/3以下に圧縮する方法とは

くるまのニュース 2022年12月3日 11時10分

コロナ感染の拡大や世界的な半導体部品不足、ウクライナ情勢などさまざまな事象の影響により、慢性化している新車の長納期化。数多くの人気車種を展開するトヨタも例外ではありません。そんな人気のトヨタ車でも比較的早くクルマを入手する方法があるようです。

■“トヨタ車”の納期を1/3以下に!? KINTOなら可能

 コロナ感染の拡大や世界的な半導体部品不足、ウクライナ情勢などさまざまな事象の影響により、新車の納期が長くなる「長納期化」が慢性的に発生しています。

 納車に3~5ヶ月かかるのは早いほうで、人気車種ともなると納期が1年以上となる場合も珍しくありません。それどころか、一部の車種においては、すでに受け付けている注文をさばききれるか不透明ということで、新規の新車受注を停止したり、注文を一旦キャンセルするという事態になっているほどです。

 それは数多くの人気車種を展開するトヨタも例外ではありませんが、トヨタ車でも比較的早くクルマを入手する方法があるようです。

 国内で、最も数多くのクルマを販売するトヨタ。そんな人気のトヨタ車は前述の超納期化が最も深刻といっても過言ではありません。

 トヨタが新車の納期について公開している「生産遅延に基づく工場出荷時期目処の一覧」では、37車種のうち15台が「詳しくは販売店にお問い合わせください」と明示できない状態になっているほか、「ノア/ヴォクシー」や「ライズ」、「ヤリスクロス」など6台が「ご注文いただいてから、6ヵ月以上」と半年以上待たなくてはならない状態となっています。

 逆に2-3ヵ月程度で納車されるクルマは「カローラ」「カローラ ツーリング」のガソリンモデルのみで、その他はすべて3-4ヵ月以上待たなくてはならないというのが現状です。

 このようにトヨタでも多くの車種で長納期化が発生していますが、そんなトヨタ車に比較的早く「乗れる」方法があります。

 それが、トヨタ自動車が提供するクルマ版サブスクリプションサービス「KINTO(キント)」です。

 KINTOは、「必要なときにすぐ現れ、思いのままに移動できる、筋斗雲のように」というキャッチコピーのもと提供されているサービス。

 月額定額制でトヨタのクルマに乗ることができ、その料金のなかに車両代金、登録時の諸費用、利用期間中の自動車税、メンテナンス、任意保険など、クルマに必要なものがすべてパッケージになっているため、自分であれこれ面倒な手続きをする必要がありません。

 いわゆるカーレンタルやカーシェアサービスとは違い、「わ」ナンバーではありません。

 長期リースに近いサービスですが、KINTOの場合は任意保険が含まれるなど、より手厚くオールインワンで済む内容となっているのが特徴といえます。

 そんなKINTOは通常の購入に比べ人気のトヨタ車に“比較的早く”乗れるといいますが、具体的にどれくらい早く乗れるのでしょうか。(以下11月29日調査時点)

 例えば、2022年1月13日にフルモデルチェンジし4代目となった新型ミニバン「ノア/ヴォクシー」の場合では、通常購入すると6ヵ月以上の納期となるところをKINTOでは、「1.5~2ヶ月程度」と記載されており、実に1/3以下に納期を短縮することが出来ます。

 また、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」「ライズ」でも同様に通常購入すると6ヵ月以上の納期となるところ、KINTOでは「1.5~2ヶ月程度」となっており、やはり納期は1/3以下に圧縮されていることになります。

 さらに2022年7月に世界初公開され同年9月に発売となったトヨタ「クラウン クロスオーバー」でも、通常購入では「詳しくは販売店にお問い合わせください」と明示されていませんが、KINTOでは、2ヶ月程度(12月1日以降の成約分は3.5ヶ月程度)となっています。

 そのほか、KINTOで契約可能なほとんどのクルマが「1.5~2ヶ月程度」での納車が可能となっており、通常購入よりも早く納車されることがわかります。

 なぜこのような短納期が可能なのでしょうか。首都圏のトヨタ販売店に聞いてみたところ、次のような答えが返ってきました。

「KINTO向けには特別な生産枠が確保されているようです。うちのお店で新車を発注すると1年近く先になってしまう車種でも、グッと早く納車できるクルマがあると聞いています。

 ただしそちらはお店での契約ではなく、お客様自身でインターネットからの契約となります」

※ ※ ※

 前述の通り、コロナ感染の拡大や半導体やワイヤーハーネスなどクルマに必要な部品の不足などによりあらゆるクルマが長納期化となっているかつ問題が混在しておりいつ改善されるのかわからないのが現状ですが、KINTOのような“抜け道”もあるようです。

 とはいえKINTOは通常の購入形態とは少し異なるので、それが気に入らないユーザーも居ることでしょう。その場合は、クルマの購入を計画的におこなう必要があります。

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