日産は2022年12月1日、新しいカラーリングをまとったフォーミュラEシーズン9向けのマシンを公開しました。
■日産フォーミュラEの来シーズン出場マシンは「桜」をモチーフ
日産は、ABB FIAフォーミュラE選手権のシーズン9開幕に向け、新しいカラーリングのGen3マシンを公開しました。
フォーミュラEシーズン9は2023年1月14日にメキシコシティで開幕予定です。
フォーミュラEとは、化石燃料を使用しない電気自動車(EV)のフォーミュラカーによるレースで、「電気自動車のF1」とも呼ばれています。
そのなかで日産は、2018年のシーズン5よりレースチーム「e.dams」とともにフォーミュラEに参戦。2022年4月12日にはチームを買収し、日産がチームのオーナーとなりました。
今回新しく公開されたマシンは「NISSAN e-4ORCE 04」と名付けられ、ボディは日本を象徴する花である桜のデザインを取り入れた印象的なカラーリングとなっています。
ドライバーはフォーミュラEレースでの優勝経験もあるノーマン・ナトー選手(17号車)、2022年のスーパーフォーミュラでランキング2位となったサッシャ・フェネストラズ選手(23号車)の2人の新しいドライバーで新シーズンに挑みます。
日産フォーミュラEチームのドライバーは今後、12月13日から16日にかけてスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットでおこなわれる公式プレ シーズン テストにおいて、新カラーのマシン初走行を予定しています。
日産の最高執行責任者であるアシュワニ・グプタ氏は以下のようにコメントしています。
「日産の長期ビジョンを実現するための電動化戦略において、フォーミュラEは大きな役割を担っています。日産単独チームとして初めて参戦するシーズン9は、日産にとって新しい時代の到来を告げるものとなるでしょう。
日産の長いモータースポーツの歴史を支えてきたのは、他がやらぬことをやるという精神です。日本の伝統を表現した新しいカラーリングも、コース上で大きな注目を集めることでしょう。Gen3時代の素晴らしい幕開けを迎えるための準備はできています。シーズンの開幕が本当に楽しみです」