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伝説の「LFA」超える!? レクサス「新型スポーツカー」爆速間違いなし! 美しすぎる近未来デザインで登場?

くるまのニュース 2022年12月7日 12時10分

欧州レクサスが今後の電動化に関する発表をおこない、登場予定のバッテリーEVについて紹介しました。

■0-100km/h加速は2秒という怒涛のパワー

 レクサスの欧州法人は2022年12月5日、ブリュッセル(ベルギー)で開催されたメディアフォーラムでレクサスの電動化について発表しました。

 レクサスが今後市販化を目指すバッテリーEVにはどのようなモデルがあるのでしょうか。

「エレクトリファイドスポーツ」は、バッテリー電気ドライブトレインを搭載した将来のスポーツカーに対するレクサスのビジョンを表現したモデルで、伝説のスーパーカー「LFA」の後継車といわれています。

 エクステリアは、存在感のあるワイドで大胆なプロポーションに加えて、車高を低く抑えることでレクサスの未来を象徴したといいます。

 そのスタイリングは、ロングノーズに切れ長のヘッドライトや大きめのグリルを採用。

 スポーツカーらしい流線形のボディに、切れ長のヘッドライトや大きめのグリルを装着した大胆なスタイリングを実現。レクサスを象徴するL字のLEDクリアランスランプも採用されました。

 低く構えたスタンスはレクサスの未来を象徴しており、本格的なスポーツ性能を備えたバッテリーEVを作ろうという意思を示しているようです。

 全固体電池の搭載を視野に入れ、一充電航続距離は700kmを予定。0-100km/h加速は2秒程度を想定しており、LFAの3.6秒をしのぐ加速性能を備えるとことになりそうです。

 2022年4月に世界初公開された新型「RZ」は、電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマをデザインし、走行性能で体現、バッテリーEVを軸とするブランドへの変革の起点となるモデルです。

 小型化された71.4kWhのバッテリーを搭載し、最大440km(WLTP複合サイクル)のEV走行が可能となります。

 また、電動パワートレインのダイナミックなポテンシャルを最適化する新システムとして「DIRECT4」を導入。

 フロントとリアのアクスルに伝達される駆動トルクを瞬時にバランスさせ、あらゆる走行状況下で最適なトラクション、リニアな加速、コーナリングと車両姿勢の向上を実現するレクサス独自の技術です。

 このDIRECT4は性能とハンドリングを向上させるだけでなく、とくに後席乗員の乗り心地の向上にも貢献するものです。

 加えて、ハンドルと前輪の機械的な接続をなくしたステアバイワイヤシステムとして「ワンモーショングリップ」を搭載。ハンドル操作の必要性をなくし、より簡単かつ正確に操作可能になることでドライビングエクスペリエンスが一新されるほか、低速域での俊敏性や高速走行時の安定性も向上しています。

 マニュアルトランスミッション(MT)による楽しいドライブ体験を提供するために、レクサスではバッテリーEVにMTを搭載することを検討し、コンパクトSUV「UX 300e」をベースにギアレバーとクラッチペダルを装備した研究試作車による集中開発を進めています。

 レクサス電化チーフエンジニアの渡辺剛氏は次のようにいいます。

「このクルマは外から見ると、ほかのBEVと同じように静かです。しかし、ドライバーはMT車の感覚をすべて体験することができます。

 ソフトウェアベースのシステムなので、異なる車種の運転感覚を再現するようにプログラムすることができ、ドライバーは好みのマッピングを選択することができます」

 DIRECT4とワンモーショングリップもソフトウェアベースのシステムであるため、レクサスは性能カスタマイズの新たな可能性を追求し、ドライバーの好みに合わせた体験を提供することが可能になります。

※ ※ ※

 レクサスヨーロッパを担当するTME副社長のパスカル・ルッホ氏は、将来的にはバッテリーEVが主役になることを認めながらも、インフラや電力供給の課題が残るなか、レクサスは世界中の多様な顧客ニーズや走行環境に合わせて、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、バッテリーEVといった各種電動化技術の開発を継続していくことを明言。

 さらに、「今後のすべての開発は、電動化を活用して運転体験を刷新するという原則に基づいておこなわれます。私たちのクルマは、運転することが本当に楽しいものにしたいのです」とコメントしています。

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