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新型「プリウス」が新たに「斬新メーター」採用! 5代目に備わる進化系メーターに実際の反響は!?

くるまのニュース 2022年12月14日 8時10分

トヨタは新型「プリウス」を世界初公開しました。斬新なスタイリングとともに、歴代モデルで採用が続いていた「センターメーター」が廃止されたことでも話題を呼んでいます。今回は新型プリウスの新しいメーターに関する反響を見ていきます。

■従来とは異なる「トップマウントメーター」を採用した新型「プリウス」

 トヨタは2022年11月16日、5代目の新型「プリウス」を世界初公開しました。
 
 スポーティで斬新な外観デザインとともに、これまで4世代続いた「センターメーター」を廃止し「トップマウントメーター」に刷新されたことでも話題を呼んでいますが、どのような反響があるのでしょうか。

 新型プリウスは、25年に渡り歴代モデルが更新し続けてきた高い環境性能に加え、「ひと目ぼれするデザイン」「とりこにする走り」という新たな魅力を兼ね備えたクルマを目指し開発されています。

 そして4世代に渡り続いてきたセンターメーターが廃止されたことでも話題を呼びました。

 1997年12月に初登場した初代プリウスで初採用したセンターメーターについてトヨタでは、インパネ上部にデジタルメーターを配置したことで優れた視認性を実現し、ハンドル前に設置される従来のメーターに比べ、ドライバーの読み取り時間も短縮したと説明します。

 その後2003年に登場した2代目プリウスでは、表示系は見やすく遠くに配置する一方で、オーディオやナビ、エアコン操作スイッチなどをステアリングに備え、操作を手元でおこなうことで、見やすさと使いやすさをともに高めました。

 続く3代目でもその機能を向上。2015年にモデルチェンジした4代目(先代)では、4.2インチのカラーツイン液晶画面とし、メーターパネルに加え、多機能なマルチインフォメーションディスプレイも追加しました。

 そんななか登場した5代目の新型プリウスでは、メーターのレイアウトを刷新し、新たに「トップマウントメーター」を採用しています。

 これは2022年5月に発売が始まった新型EV(電気自動車)「bZ4X」から初採用されたスタイルです。

 ステアリング前にある通常のメーターに比べ、メーターをステアリングホイールの上側を通して見えるように配置し、視線移動を少なく遠視点化したことで、見やすさを重視したというものです。

 メーターの配置こそ移されたものの、視認性の向上という面では、実は従来のセンターメーターの設計思想を発展させたものであることがわかります。

 一方でセンターディスプレイは最大12.3インチに大型化。先代(4代目)プリウスのセンターメーター内にあったマルチインフォメーション機能を集約しています。

※ ※ ※

 先代までのプリウスのセンターメーターについて、これまでSNS上では「見づらい」「見やすい」と意見が割れていました。

 実際に4代目プリウスを所有するAさんは、次のように話します。

「いろいろな情報を表示できるため、購入当初は操作や見え方に戸惑いました。

 いまでは手元の操作も慣れ、オーディオやエアコン操作、クルーズコントロールの調整なども容易にできるようになりました」

 センターメーターが見づらいと感じる理由の一端には、メーター以外の多彩な表示に対し戸惑う声があるのかもしれません。

 対する新型のトップマウントメーターについてSNSでは「見やすそう」「先代より良くなった」とする一方、「低く座るドライバーには(ハンドルがかぶって)メーターがちゃんと見えないかも」と懸念する声もみられます。

 加えて「メーターが小さい」といった声も複数みられますが、メーターパネル自体は従来の4.2インチに対し、7インチへ拡大していることはまだあまり知られていないようです。

 ともあれ2022年12月上旬現在、新型プリウスの実車はまだ一般に公開されていないため、実際に新しいメーターレイアウトを体感したユーザーはおらず、SNSの声も公開された写真を通しての印象となります。

 トヨタによると、新型プリウスは今冬(PHEVモデルは2023年春)に発売される予定としています。

 今後販売店に試乗車が配備され、さらにユーザーへの納車も進んでいくことで、また違った声が聞かれるかもしれません。

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