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新型「セレナ」にシフトレバー廃止! 新採用の「斬新スイッチ式シフト」に 「やっぱりシフトレバーの方が…」

くるまのニュース 2023年1月3日 17時10分

日産新型「セレナ」には新たにスイッチ式シフトが備わりました。先代モデルを支持するユーザーからは、従来のシフトレバーを希望する声も見られています。

■新型「セレナ」スイッチ式シフトは受け入れがたい?

 日産は2022年11月28日、ミニバンの新型「セレナ」を発表しました。
 
 その特徴のひとつとして、スイッチタイプの電制シフト(以下:スイッチ式シフト)が新採用されました。これについて、ユーザーからは未だ賛否の声が多く見られています。

 セレナは初代モデルが1991年に登場。その後ファミリー層を中心に支持される日産を代表するモデルのひとつです。

 6年ぶりの登場となる6代目新型セレナの特徴のひとつに、日産として初めてスイッチ式シフトを採用し、ガソリン車・e-POWER車ともに標準装備となりました。

 これにより、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性を実現したといいます。

 スイッチ式シフトは、運転席と助手席の間の中央に配置されるタッチパネルに集約されており、シフトはパネル右下に位置。シフトは、左からP、R、N、D/Bの順番で、横並びに並んでいます。

 こうした電制式シフトは、トヨタ車ではたとえば「ノア/ヴォクシー」「クラウン」(※一部グレード)や、ホンダ車では「ステップワゴン」(※ハイブリッド車のみ)など、新車へ搭載されていますが、そのほとんどが上から順にP、R、N、D/Bと縦並びで並んだデザインとなっています。

 このため、新型セレナの横並びのスイッチ式シフトは、今まで登場したモデルとは異なる斬新なデザインといえます。

 なお、タッチパネルには、エアコンスイッチやハザードランプも備わります。

 これについて、ユーザーからは賛否の声が多く見られ「エアコンの近くにボタン式シフトは怖すぎるな…」「これは事故起きそうだよ…」「子どもが押しちゃいそう」など、見慣れないデザインで、助手席からも手を出せる場所であることから不安の声が多く見られます。

 なお前進から後退への切り替えなど、クルマを動かすための操作は、基本的にドライバーがブレーキを踏みながらシフトチェンジしなければ変わりません。

これは従来のシフトレバーや、新しいボタン式であっても同様です。

 今後販売店には徐々に展示車が置かれ試乗も可能となっていきますが、こうした操作時のの使い勝手について実際どのように感じるかが気になるポイントといえそうです。

※ ※ ※

 今回の新型モデルの登場でスイッチ式シフトへと変化した新型セレナですが、先代モデルまではシフトレバーが備わっていました。

 このため、先代セレナを支持するユーザーからは「シフトレバー希望」「やっぱりシフトレバーの方が好きだなあ」と、従来のシフトレバー方式を好むユーザーの声も見られています。

 最近ではライバル車のホンダ新型「ステップワゴン」も、ボタン式シフトへと変化しつつあるなど、電制式シフトの普及が拡大しつつあります。

 今後、電制式シフトはユーザーへどのように浸透していくのでしょうか。

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