スバルの主力SUV「フォレスター」に最上級グレードとして「STIスポーツ」が新たに設定されました。一体どのような特徴があるのでしょうか。
■安定感のあるコーナリング性能が秀逸！
スバルの一部車種で、最上級グレードとして「STIスポーツ」が設定されています。
STI（スバルテクニカインターナショナル）におけるコンプリートカーの開発やモータースポーツなどで培ってきた走りの技術を、日常のドライブ領域で体感できるモデルとして各車にラインナップするグレードです。
これまでに「レヴォーグ」や「WRX S4」、「インプレッサ」に設定されていますが、SUVの「フォレスター」にもSTIスポーツが新たに加わりました。
新型「フォレスター STIスポーツ」とはどのようなモデルなのでしょうか。
新型フォレスター STIスポーツは「スポーツ」グレードをベースとし、最大出力177馬力・最大トルク300Nmを発揮する1.8リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。スポーツセダンのような操縦安定性と上質な乗り心地を両立させ、SUVでありながら走りの良さも追求したモデルだといいます。
通常仕様のフォレスターも走りの良さには定評がありますが、STIチューニングのダンパーを採用することで、STIスポーツは走行性能をスポーティに磨き上げ、意のままのハンドリングと滑らかで質感が高い乗り心地を実現しました。
実際に運転してみると、コーナリング性能の良さに驚かされます。思い通りのラインで曲がっていけるということが安心感につながり、カーブも安定して運転することが可能です。
また、STIチューンのサスペンションのおかげで、道路の継ぎ目やデコボコをほとんど感じさせない、しなやかで上質な走りを体感することができました。
内外装のデザインもスポーティです。外観は、フォグランプカバーやバンパーガード、サイドクラッディング、ドアミラー、シャークフィンアンテナなどにブラックパーツをあしらったほか、リアの「FORESTER」「SYMMETRICAL AWD」オーナメントも黒で統一。
フロントとリアにチェリーレッドの「STI」オーナメントも装着され、最上級グレードであることをアピールします。
内装は、ほかのSTIスポーツグレードと同じく、ブラックとボルドーの2トーンカラーのナッパレザーインテリアを採用。ヘッドレストに「STI」のエンボス加工や、各所にレッドステッチが施され、大人っぽい上質な室内空間を実現しました。
ほかにも、STIロゴ入りのメーターは、レッドのリングを採用。運転中に常に視界に入るメーター類だけに、ドライバーをやる気にさせるスポーティな演出が施されているのもうれしいポイントとなっています。