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トヨタ「センチュリーリムジン」凄かった… 全長6m超え&豪華内装に驚きの反響、相次いだ! 昭和レトロなド迫力カスタムカーはどんなモデルだった?

くるまのニュース 2023年1月5日 10時10分

毎年たくさんのカスタムカーをお披露目する自動車専門学校の日本自動車大学校(通称NATS)。2022年は「センチュリーリムジン」が話題になりましたが、どのようなモデルだったのでしょうか。

■東京オートサロン2022でお披露目された全長6m超えのセンチュリーが凄かった…

 日本最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン」は毎年さまざまなモデルがお披露目されます。
 
 2022年にはトヨタ「2代目センチュリー」をカスタムした「センチュリーリムジン」が大きな話題を呼びましたが、どのようなモデルだったのでしょうか。

 雑誌「OPTION」から生まれた東京オートサロンは、自動車メーカーによる新車発表や、さまざまなカスタムメーカーなどが独自のデモカーをお披露目する世界的なカスタム&チューニングイベントです。

 その東京オートサロンに1997年から出展しているのが千葉県にある自動車専門学校の日本自動車大学校(通称NATS)。

 同校のカスタマイズ科では毎年学生が課題の一環としてカスタムカーを製作しています。

 前述の東京オートサロン2022でNATSは、2代目センチュリーをベースに全長6mを超える「センチュリーリムジン」こと「NATS Low limo」をお披露目しました。

 2代目センチュリーのボディサイズは全長5270mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベース3025mm。

 標準でも全長5mを超えますが、リムジン化するためにボディを1400mm延長し全長6670mmにしたといいます。

 カスタムのコンセプトは、「低く 長く 美しく」をテーマに高級セダンのセンチュリーをリムジン化。

 さらにアメリカ発祥のローライダースタイルを取り入れ、和モダンとアメリカンカスタムを融合させ、みんなで楽しめる新しいリムジンモデルを創造したといいます。

 ボディ延長に関しては、NATSの学生達が切断・溶接・補強をおこなったといい、SKIPPER製のハイドロ・ニューマチックサスペンション「ハイドロリクス」を装着することでローライダー仕様に仕立てています。

 さらに驚くのは内装の豪華さです。

 リムジン化された長い車内にはバーカウンター&テーブルを設置することで、まるで昭和感漂う高級VIP仕様ともいえる世界観が誕生。

 センチュリーリムジンの制作について、NATSの担当者は次のように話しています。

「当初、センチュリーリムジンのカスタマイズは新型センチュリー顔にスワップする予定でした。

 しかし、やはり部品が高く実現することができませんでした。

 そのため、2代目センチュリー(TA-GZG50)のそのままでいくことになりました。

 元々は、1mくらいの延長を予定していましたが『やっぱり1m40cmまで延長したい!』ということになり、NATSとして史上最大のストレッチリムジンとなりました。

 さらにローライダー化(ハイドロ化)することで、めっちゃ長いめっちゃ低いセンチュリーが完成しました。もちろん内装も製作しております」

※ ※ ※

 東京オートサロン2022の会場では、トヨタ社長(豊田章男氏)がセンチュリーリムジンを見て驚く様子が話題となりました。

 さらに多くのユーザーからも反響があった結果、東京オートサロン2022の「セダン部門最優秀賞」を受賞するなどさまざまな人達の心を掴んだようです。

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