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代車の「ガソリン代」はタダ? 基本は「満タン返し」レンタカーは当たり前も サービスによって異なるワケ

くるまのニュース 2023年1月4日 9時10分

SNSで度々話題となる「代車の満タン返し」。レンタカーやカーシェアリングでクルマを借りたとき「満タン返し」が基本です。一方で車検や修理などで一時的にディーラーなどから代車を借りることがありますが、この返却時にはガソリンを満タンにしたほうがよいのでしょうか。

■SNSで度々話題となる「代車の満タン返し」

 レンタカーやカーシェアリングでクルマを借りたとき「満タン返し」が基本です。
 
 一方で車検や修理などで一時的にディーラーなどから代車を借りることがありますが、この返却時にはガソリンを満タンにしたほうがよいのでしょうか。

 クルマが故障したときや車検を受けるときは、一時的にディーラーなどから代車を借りることができます。

 この代車の貸し出しは、ディーラーによって有償/無償は異なりますが、ほとんどの場合は無償で借りられるため、費用や代車の車種などは決まっていません。

 では、万が一代車を借りることになった場合、ガソリンをどのくらい入れて返却するのが正しいのでしょうか。

 SNSでは「タダで代車借りたから満タン返ししなければいけない?」、「代車借りても満タンにしてない」という声が見られます。

 一方で「満タン貸し出しには満タンで返却するのはマナーですね」、「満タン返ししない人がいることに驚きました! てっきり満タン返しするものとばかり」とガソリンを満タンにしてから返すのが基本と考えている人の声も。

 このように、多くのユーザーは代車を借りた場合、ガソリンを満タンにして返却していますが、なかにはガソリンを入れずに返却している人もいるようです。

 またSNSでは「代車を返却するとき、使用した分だけのガソリンを入れればいいのかな」、「代車借りたときにガソリン満タンじゃなかった」など、使用した分だけ入れるという人もいるようです。

 代車を返却する際のガソリン問題について、首都圏のディーラーAの担当者は以下のように話します。

「代車の返却時におけるガソリンの有無の規定はありませんが、ご自身が使用された分のガソリンは入れていただければと思います。

 なお、ガソリン代はご自身の負担となるため、事前に用意しておくなど準備をしておくのが良いのではないかと思います」

 また関西圏のディーラーBは代車のガソリンについて次のように話しています。

「基本的に当店で代車を貸し出す場合には満タンでお渡ししており、返却時には原則として『満タン返し』をお願いしています。

 また近隣の店舗では、代車の有償貸出をしているところもあり、そこではその金額にガソリン代が含まれているところもあるようです」

 そのほか、前出のディーラーBの担当者は「ガソリン満タン返し以外にも、基本は代車なのできれいに使って頂きたいです」と話しており、なかには車内がゴミだらけで返却されたこともあったようです。

 これに対してディーラーBの担当者は「スケジュールによってはすぐに次のお客さまに代車を貸し出すこともあるので、マナーとして清掃して欲しいです。また、汚れた代車を洗車してお返し頂いた際にはとても有り難かったです」といいます。

■レンタカーは「満タン返し」 カーシェアリングは「必要に応じて」

 前述のようにディーラーで借りた代車に関しては、その場所によってルールなどが異なります。

 一方でレンタカーやカーシェアリングではどうなっているのでしょうか。

 ほとんどのレンタカー会社では車両のレンタル代、減った分のガソリン代は別精算となっており、これに加えて任意で保険に加入する仕組みです。

 返却時のガソリンについて、とあるレンタカー会社のスタッフは次のように話しています。

「レンタカーのご利用時には、満タンでお貸ししております。返却の際はお客さまの精算にて満タンにてお返しいただくのが基本です。

 これはレンタカー代にガソリン代が含まれていないのためです。
 
 ただし、ご都合により満タン返しが出来なかった場合には返却時に走行距離などによる精算も可能です」

レンタカーとカーシェアリングでは異なるガソリン満タンの認識

 カーシェアリングでは、会社によるもののガソリンの量が半分程度に減ったら給油をするようなルールになっているようで、これは「次の利用者が使いやすいように」という理由だといいます。

 ただし、支払いは車内に設置されている専用の給油カードによっておこなうため、別途支払う必要はありません。

※ ※ ※

 このように「クルマを借りる」といったも、ディーラーで代車を借りる、レンタカーを借りる、カーシェアリングをするといったことにより、「ガソリン満タン」に対する認識が異なるのです。

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