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日産「ブルーバード」が50数年ぶりに蘇る! 青いラメ塗装の豪華仕様を初披露! レトロさ皆無「411」の完全再現を1月公開!

くるまのニュース 2023年1月8日 11時10分

2023年1月13日から開催される「東京オートサロン2023」に日本自動車大学校は「ダットサン ブルーバード」のレストア車両を展示するといいます。

■「ダットサン ブルーバード」が東京オートサロン2023で蘇る!

 日産がかつて販売していた「ブルーバード」。その歴史は長く1959年の誕生した初代から2001年に終了した10代目まで存在しました。
 
 そうした名車ともいえるモデルが2023年の東京オートサロンにて蘇るといいます。

 世界最大級のカスタムカー&チューニングカーの祭典となる「東京オートサロン」は、毎年1月に開催されています。

 基本的には、新旧かつ国内外のさまざまなカスタムカーが展示されるイベントですが、近年では、自動車メーカーの新車発表などもおこなわれることもあり、多くのユーザーから注目されています。

 その一方でいくつかの自動車専門学校も出展。学生たちが手作業で作り上げるカスタムカーやレストア車両も話題となっています。

 なかでも千葉県にある日本自動車大学校(通称NATS)のカスタマイズ科では、毎年東京オートサロンに向けていくつかの車種を製作しています。

 なお過去に製作されたのは、日産「フェアレディZ ロードスター(Z33型)」をベースに「GT-R(R35型)」の見た目に仕上げた「NATS R35 Road Star」やマツダ「ロードスター」をベースに「コスモスポーツ」を現代に蘇らせた「COSMO VISION」は実際にレンタカーとして乗ることも出来ます。

 そして、東京オートサロン2023に向けてはトヨタ「アルファード」をベースにした「スーパーデューリートラック」、マツダ「ロードスター(ND型)」をベースにした「MAZDA RX3 CABRIOLET」、トヨタ「86」をベースに「GR GT3 Concept 」をオマージュしたモデルなどが製作されています。

 これらは、ベースをカスタマイズすることがメインですが、もう1台はレストアをメインにしており、それが2代目となる「ダットサン ブルーバード(P411型)」(以下411ブルーバード)です。

 2代目モデルは1963年9月に登場しており、今回の411ブルーバードは1965年5月のマイナーチェンジでグリルやリアデザインが変更された411型となり、全長4000mm×全幅1490mm×全高1435mm、ホイールベース2380mmというボディサイズ。

 ほかの学生達が制作する個体はアルファードやロードスター、86を用いていますが、なぜダットサン ブルーバードを選んだのでしょうか。製作を担当した学生は次のように話しています。

「昨今の旧車ブームもさることながら、レストアの需要は高まっています。

 2022年のオートサロンでスバル『360』をレストア&カスタムして受賞されていたショップもあったほどその技術は注目されています。そのため、私たちの班もレストアの技術とカスタムを両方学びたくて今回チャレンジしました。

 411ブルーバードのルックスにエアサスセットアップで着地(完全着地は無理そうですが笑)を目指します。

 苦労する部分は、外板のレストア部分がかなり多く苦労しています。現代のクルマではないので形状の意味や、初めて見る機構や部品の構造を確認しながらの作業で時間がかかっています。

 足回りにエアフォース様のエアサスの取り付けを進めていますが、専用設計のポン付けではないのでマウントやリンクを考えながら作るのに苦労していますが、地元の千葉日産グループやそのほかパーツメーカーに多数部品協賛していただき製作完成を目指しております」

※ ※ ※

 そんな411ブルーバードに対してユーザーからは「ダットサンのクルマはセンスも良いしカッコイイから復活して欲しい」「ブルーバードは是非復活して欲しい」「かっこいい。素直に欲しいデザインと思える」といった声が見られます。

 また2023年1月5日のYouTubeチャンネル(NATSチャンネルbyROADSHOW)にて、現在の製作状況が公開されました。

 動画では各部品の分解・塗装剥がしなど終え、パテ盛りをした状態が映されているほか、車高を限界まで下げるために綺麗に再現・工夫されたフレームやタイヤハウスの加工が見られ、東京オートサロンでは下回りが見られる展示がおこなれるようです。

 また、ルーフやボディの一部に古いアメ車のカスタム「ローライダー」で定番のラメ塗装となるソウルペイントが施されています。

 411ブルーバードは50年以上前に登場したモデルですが、半世紀の時を経て存在感のある個体として蘇るようです。

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