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マツダ「ロータリーエンジン車」世界初公開 RX-8から11年ぶり復活!? 新ロゴをSNSに投稿! 1月13日にベルギーでお披露目へ

くるまのニュース 2023年1月10日 11時10分

2023年1月9日にマツダUKは、新しいパワートレインを「ブリュッセル モーター ショー 2023」で発表することを明らかにしました。

■マツダが11年ぶりにロータリーエンジン搭載モデルをお披露目か

 マツダの欧州法人(マツダヨーロッパ)は、2023年1月9日に新しいパワートレインを「ブリュッセル モーター ショー 2023」で発表することを明らかにしました。

 これはかねてから予定されている「MX-30」に発電用モーターとして「ロータリーエンジン」を搭載するモデルを投入するものです。

 さらにマツダUKはSNSで次のような投稿をしています。

「マツダは、マルチ・ソリューション・アプローチの一環として、ブリュッセルモーターショー2023でMX-30に新たなパワートレイン・オプションを導入する予定です。

 新型MX-30は、ブリュッセルモーターショーのマツダブースで2023年1月13日午前10時(中央ヨーロッパ時間)に発表されます(編集部翻訳)」

 これによれば、同社のコンパクトSUVとなるMX-30に新たなパワートレインが追加されることになります。

 そうしたなかで2023年1月4日に中国新聞は、同社の丸本明社長がMX-30に発電用としてロータリーエンジンを搭載するレンジエクステンダーモデルを2023年3月までに投入することを明らかにしたと報じています。

 かねてからマツダは、MX-30にロータリーエンジン技術を活用したマルチ電動化技術となるレンジエクステンダーモデルを搭載することを計画していました。

 ロータリーエンジンとは、まゆ型のハウジングのなかでおむすび型のローターが回転することによって動力を得る内燃機関で、レシプロエンジンに対して軽量かつコンパクト、高出力、静粛性が高いなどのメリットがあります。

 これまでマツダは、ロータリーエンジン搭載量産車となった「RX-8」の生産を2012年に終了しましたが、2013年にはロータリーエンジンを発電用として活用し、トランクスペース下に搭載した試作車「デミオEV」を発表。

 その後、2021年6月17日にマツダが発表した「2030年に向けた新たな技術・商品の開発方針」において、専務執行役員 研究開発・コスト革新統括を務める廣瀬一郎氏が「ロータリーエンジンを活用した電動技術を早く世のなかに出して、さまざまな燃料の活用なども視野にいれて展開してきたいと思います」と説明するなどの動きがありました。

マツダUKがSNSに投稿した新ロゴ

 同じ時期には2021年7月30日におむすび型とアルファベットの「e」が組み合わされた銀色のロゴや、「e-SKYACTIV R-EV」「e-SKYACTIV R-HEV」「e-SKYACTIV R-Energy」といった名称に関する商標がマツダから出願されています。

 そして、前出のマツダUKはSNSにおむすび型とアルファベットの「e」が組み合わされた銀色のロゴが投稿されました。

 今回、ロータリーエンジンを搭載するモデルが登場すれば、2012年に終了したRX-8から11年ぶりの復活となり、世界中のロータリーファンからも注目を集めています。

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