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日産の軽自動車が6輪&ガルウイング仕様に激変!? ユニークすぎる「ルークス コンセプトカー」の正体は?

くるまのニュース 2023年1月24日 17時40分

東京オートサロン2023で日産はさまざまなコンセプトカーを展示しました。軽自動車「ルークス」を6輪にしてドアをガルウイング化した「ルークス スイート コンセプト」とはどのようなコンセプトカーなのでしょうか。

■ルークスにガルウイング装着ってマジ!?

 日産は、東京オートサロン2023(2023年1月13日から15日に開催)でさまざまなカスタマイズカーやコンセプトカーを出展。そのなかでもひときわ目を引いていたのが、「ルークス スイート コンセプト」です。
 
 軽自動車「ルークス」のドアをガルウイング化して6輪仕様に仕立てたといいますが、どのようなコンセプトカーなのでしょうか。

 テーマは「ガーデンウェディングに行くクルマ」。ひとり娘の結婚に際し、新婦の両親が結婚式の会場へ向かうクルマを想定して作られました。

 例えば「エルグランド」や「フーガ」といった大きなクルマに乗っていた人が、子どもが大きくなったなどの理由で小さいクルマに買い替えるという、「ダウンサイジング」のニューズに応えるモデルとしてルークスは需要があるといいます。

 日産の担当者によると、そのような背景を考えたとき、子離れ世代の両親が娘の結婚式に乗っていくクルマという構想が浮かんだそうです。

 ルークス スイート コンセプトの外観は、ブラックとマットグレーの2トーンカラーのボディにホイールもマットグレーを採用。フロントグリルと中央に装着される「NISSAN」エンブレムをブラックで統一ブラックで統一しながら、フロント・サイド・リアにゴールドのアクセントを取り入れることで、フォーマルな印象と華やかさを演出しました。

 助手席側のドアはガルウイングを採用。ドアの開口部を広く確保することにより、どのような衣装でも乗り降りしやすいように配慮したほか、荷物の積み下ろしも容易にしています。

 車内は、もともと広いルークスの室内を最大限活用したうえで、運転席と後席の2席のみに変更。飛行機のビジネスクラスをイメージしたプライベート感のある後席としたほか、ウッドやホワイトレザーを用いた明るいインテリアが乗員を迎えます。

 車内には日産のさまざまな技術が取り入れられており、飛行機のような窓ガラスは、「セレナ」のディーラーオプションとして設定される「電子シェード」を採用。スイッチひとつで透明のガラスがすりガラスに切り替わります。

 さらに、電気自動車「リーフ」のバッテリーを活用したポータブルバッテリーを搭載することで、エンジンを切った状態でも車載冷蔵庫を冷やしておくことが可能です。

 そして、車両後方には電子ピアノを搭載したトレーラーをけん引。電源がない場所でもピアノを弾くことができ、野外コンサートなども開催できます。なお、普段は後方のトレーラーを切り離し、4輪で普通に走行できるルークスとして使うことが可能だといいます。

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