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積雪時は「落輪」に要注意! なぜ冬に多い? JAFがSNSで注意を呼びかけ

くるまのニュース 2023年2月9日 20時10分

JAF(日本自動車連盟)は公式ツイッターで、冬季は落輪・落込が増加傾向にあり、注意するように投稿しています。なぜ増加するのでしょうか。

■冬季シーズンは「落輪・落込」が増加する?

 この冬一番の寒気が流れ込み、全国的に氷点下の気温となるなど、冷え込みが強くなっています。日本海側を中心に大雪となり、各地で立ち往生や交通規制も発生しました。
 
 そんななか、JAF(日本自動車連盟)は2023年1月27日、公式ツイッターで冬季の出動理由として落輪・落込が増加することを投稿しています。

 今回JAFの公式ツイッターは以下のような注意喚起を投稿しています。

「積雪したら落輪に要注意

 JAFの救援件数を見ると冬季は「落輪・落込」が増加傾向 雪で溝が隠れてしまって気づかずに落輪するケースも…

 雪でライン、路面標示が見えなくなることもあります 慣れている道と油断せず、運転の際は十分ご注意ください」

 JAFが公開しているロードサービス救援データによると、2022年のすべての出動理由のうち一般道路での「落輪・落込」の割合は、たとえば夏季シーズンの6月では6.11%、続く7月は6.32%、8月はさらに少なく5.88%となっているのに対し、12月では7.19%と増加しています。

 さらに、1月では12.08%、2月になると13.53%と、冬季シーズンでもとくに1・2月は落輪・落込による救援要請が大幅に増え、夏季シーズンのほぼ2倍となっていることがわかります。

 JAFによると、積雪により道路の側溝などが隠れてしまい、そこに気づかずに進んでしまうと落輪してしまうといいます。

 数メートルの降雪を記録するような豪雪地帯では、ほかの地域とくらべても側溝などがとくに見つけづらくなると考えられ、慣れていない道を走行する場合、道路をまたいでロードサイドの店などに入る際などは十分な注意が必要です。

 また、センターラインなどの道路標示が見えなくなることもあるといい、たとえ慣れている道であっても油断は禁物です。

 降雪時は、単に視界が悪くなったりスリップしやすくなるだけでなく、道路の障害物や溝、標示なども見つけづらくなるため、通常よりも速度を落とし、緊張感を持ってハンドルを握ることが大切です。

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