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「有田海南道路」19日に最初の区間が開通! 阪和道に至る国道42号の“大規模バイパス”計画とは?

くるまのニュース 2023年2月15日 13時40分

国道42号「有田海南道路」の南端区間が、2023年2月に開通します。

■有田川に架かる「有田サンブリッジ」が開通

 和歌山県有田市内で建設が進んでいた国道42号「有田海南道路」の有田サンブリッジが、2023年2月19日16時頃に開通します。

 有田海南道路は、和歌山県の有田市から海南市に至る延長9.4kmの比較的大規模なバイパスです。

 現道の混雑緩和や津波発生時の迂回路確保などを目的とし、2008年度に事業化、2015年度に工事着手されました。

 今回開通するのはこのうち南端の、有田川を渡る有田市野~同市新堂間0.2kmの有田サンブリッジです。

 国土交通省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所によると、橋の名前は、河口に近いこの橋から美しい朝日や夕日を望めることから、地元・有田市の要望を受け、「有田市が太陽のように未来に向かって輝いていくこと」を願い「有田サンブリッジ」に決まったといいます。

 橋は、救急搬送や災害時避難の新たなルートになるほか、幅4mの広い歩道で通学時の安全性向上も期待できるとしています。

 有田海南道路はこのほか、北端に位置する海南市下津町小南から同市冷水までの2.9kmが2年後の2025年春に開通する予定です。

 将来、有田海南道路と、国道42号の冷水から阪和道・海南ICまでの4車線拡幅事業(冷水拡幅)がすべて完成すると、有田市役所から和歌山市役所までの所要時間は、現在より13分ほど短い約44分になる見込みです。

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