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給油時、突然「給油口カバー開かない!」 スイッチで開かない時の「裏技」とは?

くるまのニュース 2023年2月28日 9時10分

自身のクルマに給油する際、突然「給油口カバーが開かない」といったトラブルが発生した場合、どうしたら良いのでしょうか。実は、車内スイッチを押さずに開けられる対処法があります。

■給油口カバー開かない! そんな時どうしたら?

 レンタカーなど普段乗り慣れないクルマでは、ガソリンスタンドに到着してから、給油扉(フューエルリッド)を開ける方法がわからず焦ってしまうことがあるかもしれません。
 
 では給油扉はどのようにして開けるのでしょうか。また給油扉が開かない場合は、どうしたら良いのでしょうか。

 通常の給油口の開け方は、運転席付近に給油マークの描かれたレバーがあり、それを操作することで給油扉が開きます。

 例えば、トヨタ新型「プリウス」の場合は、運転席シートの右下、ちょうど膝のあたりにスイッチがあります。

 日産「ノート」では、運転席右下にあるオープナーを引くことで開けることができます。

 このほか、車種によって異なりますがハンドルの右下付近などにスイッチがあるものや、床面にレバーが設置されている場合もあります。

 レバーのあるタイプのクルマは、レバーが後方にある給油扉とワイヤーで繋がっていて、レバーを引くことで給油扉を開けることが可能となっています。

 さらに、車種によっては車内にスイッチやレバーを設置しておらず、給油扉を直接手で押して開けるタイプも存在。

 例えばホンダ「N-BOX」の場合は、給油する際にエンジンを停止し、運転席ドアを解錠することでクルマの外側の給油扉も同時に解錠でき、開けることができます。

 このタイプではクルマから降り、給油扉の端を押すことで扉が少し浮き、給油口が現れる仕組みです。

 このように、通常は車内のスイッチもしくはレバーといった手軽な操作で開く給油扉ですが、イレギュラーなケースとして給油扉が開かないケースがあります。

 では故障などで給油扉が開かない場合、どうしたらいいのでしょうか。

 実はトラブルが発生した場合、いつもの開け方以外に給油扉を開ける方法があります。

 例えばプリウスの場合は、ラゲージルームを開け、左下のルームランプ下部にあるカバーを取り外します。

 カバーを外すと中にレバーがあり、そのレバーを手前に引くことで応急的に給油扉を開けることができます。

 このほかトヨタ「RAV4」の場合でも、ラゲージルーム内にカバーがあり、マイナスドライバーの先端を使って取り外し、内側のレバーを引くことで開けられるほか、「GR86」の場合は、トランク内のカバーを取り外すなど同様の手順を踏めば開けられると取扱説明書で説明されています。

 また車内スイッチのないN-BOXの場合では、テールゲートを開け荷室の助手席側にあるリッド(カバー)を開けます。

 カバーを取った中にある、解錠レバーを下げることで給油扉が解錠することが可能に。

 車内スイッチや、普段の開け方以外で給油扉が開かない場合の対処法については、自身のクルマの取扱説明書などで事前に確認してみると良いでしょう。

 とはいえ、こうした方法はあくまで応急措置であり、故障などのトラブルが発生した時の一時的な対処法として対応するのが望ましいといえます。

 このため給油扉が開かなくなってしまった場合は、早めにディーラーなどに持ち込んで修理してもらうことが大切です。

※ ※ ※

 また給油扉が開かない事例には、冬場や寒い地域に住むSNSユーザーから「給油扉が凍結して開かなくて困った!」という声も見られます。

 凍結や積雪の影響で開かない際、「ガソリンスタンドでぬるま湯をもらって給油扉周辺を溶かして開けられた」といった方法のほか、「叩いて氷をかき出してなんとかなった」など、トントンと叩いて開けることができたとの意見があります。

 SNSではさまざまな手法でトラブルを対処している様子も見られますが、熱湯をかけたり強く叩いたりすると、クルマの塗装を痛めたり、傷がつくなど別のトラブルが発生するリスクがあるほか、ヤケドやケガをしてしまう危険もあるので注意しつつ、ディーラーや整備工場などに早めに持ち込むのが望ましいでしょう。

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