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なぜ錆びてる? 斬新なトヨタ新型「プリウス」の実車が話題! 見た目の反響は? 意外な誕生秘話とは

くるまのニュース 2023年2月24日 14時50分

トヨタ新型「プリウス」が納車されてすぐにサビている様子がSNSで話題となっています。なぜサビている新型プリウスが存在するのでしょうか。また見た人の反響はどうなのでしょうか。

■サビついた新型プリウス? ユーザーからの反響は?

 2023年1月10日に発売されたトヨタ新型「プリウス(ハイブリッド車)」は、同年2月現在徐々に納車が始まっています。
 
 そんな中、いち早く納車された新型プリウスがすでにサビだらけという状態になっていることがSNSで話題となっています。

 2022年11月に世界初公開された5代目となる新型プリウスは「Hybrid Reborn」をコンセプトに、歴代プリウスの強みとなっている高い環境性能に加えて「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたエモーショナルなモデルとして登場しました。

 この「一目惚れするデザイン」という部分では、その姿が披露された後日本のみならず世界中で話題となっています。

 また従来のエコカーというイメージからスポーティカーへと印象が変わったことでも注目されており、とくに日本で2023年3月に発売が予定されているハイパフォーマンスモデルとなるPHEVは注目される1台です。

 そんな中、先行して発売された新型プリウスのハイブリッド車ですが、徐々に納車が始まっています。

 今回、SNSなどで話題となっているのは納車されて間もない新車ながら、すでにサビだらけでボロボロの見た目をした個体です。

 このサビだらけの新型プリウスは福島県郡山市のカーラッピング店「カラップ」がラッピングした通称「サビプリ」というモデルです。

 新型プリウスのボディに、その名の通りサビついたようなラッピングを施工しており、まるで廃墟やホラー映画を連想させるような、驚きの姿へと変わり果てているものです。

 SNSでは、「サビプリカッコいい」、「近くで見ても完全にサビているように見える」、「福島のラッピング店のセンスがハンパない」、「サビプリウスもオツですね」といった声が見られました。

 このサビプリの制作背景について、カラップの製作者は次のように話します。

「7年前、3代目プリウスに初めてサビ加工を行ったところ、SNSで大きな話題となりました。

 今回はかなり斬新なスタイルで新型が出るということだったため、7年ぶりにサビ加工を再現しようと考えました。

 これに加えて、真っ先に個体を納車して、まだ街中でもほとんど新型が走っていないなかやってみたら、面白いのではないかと思いました」

細部までこだわったサビデザイン! 新型プリウスのサビ仕様とは(画像提供:カラップ)

 そんなめずらしいサビプリですが、ユーザーからはどのような反響があったのでしょうか。同製作者は次のように話しています。

「前作のときもあったのですが、今回も『なぜ樹脂のバンパーまで錆びるのか?』などのネガティブなコメントも一部ありました。

 一方で、概ね好評で『凄いスピード納車でもう錆びてる!』と驚きの声が多かったです」

 このように、新型プリウスに一味違ったラッピングを施工したことで、多くの注目が集まったようです。加えて、同製作者は今後の展望について、次のように話します。

「もちろん商売をしていくための売上も大切ですが『ラッピングという技術をもっと世間に知ってもらいたい!』という気持ちで製作しています。

 これからも面白いことを考え、皆さまに驚いて頂き、ラッピングというものを広めたいと思っております」

※ ※ ※

 今回のラッピングを行った「カラップ」は、さまざまなクルマにラッピングを行っています。サビプリのほかにも、過去にはポルシェ「911」にもサビのラッピングを施工しているものもあるようです。

 またこのサビプリこと、新型プリウスは「動かさずに展示と言う形が基本」であれば業種は問わずに貸出対応が可能だといいます。

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