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軽トラでも「3人車中泊」可能!? 屋根持ち上る斬新ルーフがスゴい! 「MiniPop Parakeet」の反響は?

くるまのニュース 2023年3月11日 22時10分

人気が続くキャンピングカー市場ですが、なかでも軽自動車をベースとした「軽キャンパー」はとくに注目されています。2023年2月から受注開始となった「MiniPop Parakeet」の特徴とはどのようなものなのでしょうか。

■軽トラにもオーバーランダーのトレンドが到来!?

 近年、アウトドアの人気が急増しており、軽自動車をベースとしたキャンピングカー「軽キャンパー」に大きな注目が寄せられています。
 
 今回は、カスタムキャンピングカーメーカー「MYSミスティック」が新たな「軽キャンパー」の販売を開始しました。

 軽キャンパーとは、軽ワゴン(バン)や軽トラックをベースに内外装をキャンピングカー仕様に架装したモデルとなり、小柄なボディサイズながらも居住性が高い部分などが魅力です。
 
 ベースとなるのは全高が高い軽スーパーハイトワゴンや、軽トラックの荷台に専用空間を移設するものが多く、仕様によってベッドやキッチン、シャワーなどを備えたものもあります。

 全国各地には様々なキャンピングカーメーカーが存在しますが、そのひとつが、山梨県と神奈川県に店舗を構える「MYSミスティック」です。

 ここでは、さまざまな車種をキャンピングカーに仕立てており、2023年2月から受注を開始したのが「MiniPop Parakeet(パラキート)」となります。

 パラキートは、スズキ「キャリイトラック」、マツダ「スクラムトラック」、ダイハツ「ハイゼットトラック」三菱「ミニキャブトラック」、日産「クリッパートラック」、ホンダ「アクティトラック」、スバル「サンバートラック」をベースとすることが可能です。

 例えば、ダイハツ「ハイゼットトラック」をベースとした場合、ボディサイズ全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mm-1885mmという小柄なボディサイズの荷台にサンドイッチパネル(全長2900mm×全幅1455mm×全高1345mm)の居住空間を架装することで、ダイネットソファーベッドに大人1人、上部のポップアップ部分に大人2人が就寝できます。

 またパネル内部はウッド仕様となっており、オシャレかつ落ち着きのあるブラウンカラーになる他、テーブルや小型オーバーヘッドキャビネット収納、さらに室内暖色メイン照明2か所/読書灯1か所といった居住性や、電源、シンク、1口コンロなどの快適性も兼ね備えています。

 パラキートの装備について、MYSミスティックの担当者は次のように話します。

「軽トラキャンパーは小さいと思われがちですが、ポップアップするのでスペースに余裕を感じられると思います。

 装備として壁型クーラー・大型インバーター・冷蔵庫・キッチン・入り口空間にはポータブルトイレもついていて、軽自動車とは思えないような内装になっています。

 軽トラックに載せるキャンパーだからチープなもので良いとは妥協せず、こだわりを持ち、長く使えて、実際に快適に走れるように制作しています」

■パラキートはなぜ誕生した? ユーザーからの反響は?

 またパラキートの制作経緯について、MYSミスティックの担当者は次のように話します。

「軽自動車をベース車両としたキャンピングカーは人気が高いです。

 このMiniPop Parakeetは、シンプルな内装で人気の商品だった当社のMiniPopシリーズのひとつです。

 その人気の軽キャンパーにオーバーランダースタイルのデザインを取り込んだものが、このMiniPop Parakeetです。

 デザインにこだわっているので、お客様にはワクワクして乗っていただいています」

後方部のドアには乗り降りしやすいようにステップが装着されている

 さらに、ユーザーからの反響については、同担当者は次のように話します。

「積載物の法規制が緩和され、突起物の許容が広がったため、外側にタンクなどの装飾品をつけることが可能となり、さらにデザイン性が高まりました。

 オーバーランダースタイルのキャンパーの雰囲気をさらに高めることができ、発売したばかりですが、展示場では手のこったデザイン性が評価されていて、好評でした」

※ ※ ※

 今回のパラキート(ハイゼットトラックベース)は239万7600円から販売されており、軽キャンパーとしては比較的手に届きやすい価格と言えるかもしれません。

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