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日産の新型「小型バン」がオシャすぎる! 商用車の質感超えた!? 新型「タウンスター EV」オランダで発売

くるまのニュース 2023年3月9日 10時40分

日産は、新型「タウンスター EV」をオランダで発売しました。電気自動車の小型商用バンである新型タウンスターEVとは、どのようなモデルなのでしょうか。

■緻密なフロントグリルは日本の「組子」がモチーフ

 日産のオランダ法人は2023年3月7日、新型「タウンスター EV」を発売しました。
 
 100%電気自動車の「e-NV200」の成功を受けて開発された新型タウンスター EVは、インテリジェントなエネルギー管理システムとバッテリーの熱冷却を備えた最適な電動ドライブトレインを搭載。45kWhのバッテリーの最高出力は90kW、最大トルクは245Nmを発揮します。

 また、空力を考慮したスタイルを取り入れ、最大300km(WLTPサイクル)という余裕ある航続距離を実現。充電は交流(AC、11kWと22kW)または直流(DC)のCCS急速充電に対応しており、急速充電では37分でバッテリーを15%から80%まで充電することができます。

 新型タウンスターEVは、日産の他のEVと同じくモダンな外観デザインを採用していることも特徴です。フロントバンパーには、日本の「組子」のモチーフを取り入れ、高級感のあるスタイリングとしました。

 インテリアは人間工学に基づいたデザインとしつつ、コネクティビティ機能や10インチの液晶デジタルメーターなど、20以上の最新技術を盛り込んでいます。なお、暖房はヒートポンプ式を採用。バッテリーの熱を車内に分配することで、寒冷地でも快適に過ごすことができます。

 さらに、日産の先進運転支援システム「プロパイロット・アシスト」を商用車にも搭載。インテリジェントアラウンドビューモニターと組み合わせることで、ドライバーを支援します。

 ほかにも、ブラインドスポット警告やハンズフリーパーキング、アクティブクルーズコントロール、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、サイドウィンドアシスト、トレーラースウェイアシストなど、さまざまなアクティブ&パッシブセーフティ技術が用意されました。

 商用バンに求められる積載性も十分に確保。タウンスター EVには2種類の長さ(L1/L2)が設定され、荷室容量はL1が3.3立方メート、L2が4.3立方メートルと、ユーロパレット2個分の広さを有しています。

 また、仕様によって異なりますが、612kgから788kgの積載量、1500kgのけん引力を備えました。

 日産ヨーロッパのLCVディレクター、ニコラス・ツァン氏は「私たちはお客さまのニーズに耳を傾け、持続可能な推進ソリューションに対する需要の高まりに応えています。電気自動車であるタウンスター EVによって、ドライバーは電動化のメリットを実感すると同時に、欧州の都市の環境開発をサポートすることができます」と述べています。

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 オランダでの新型タウンスター EVの価格はL1が2万9990ユーロから3万4990ユーロ(約434万円から約507万円)、L2が3万1490ユーロから3万6490ユーロ(約456万円から約529万円)です。

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