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いま「無料ナビアプリ」で1番使いやすいのはナニ? Google/Yahoo!など種類多いがオススメは? 一方で「車載カーナビ」購入する理由とは

くるまのニュース 2023年3月12日 7時10分

クルマを運転する際にカーナビは重要な存在と言えます。以前は車載カーナビが主流でしたが、最近ではスマートフォンにダウンロード出来る「ナビアプリ」を利用するユーザーが増えています。では、いま人気のナビアプリにはどのようなものがあるのでしょうか。またそれでも車載カーナビを検討する人の背景には何があるのでしょうか。

■種類が豊富なスマホ「無料ナビアプリ」 なかでも人気なのは?

 従来、運転中に使うナビと言えば車載カーナビが主流でしたが、近年ではスマホアプリを利用する人も増えています。
 
 しかし、「ナビアプリ」にはいくつもの種類が存在しますが、もっとも使いやすいものは、一体どれなのでしょうか。

 近年ではスマートフォンの地図アプリなどがカーナビとしても代用できるようになりました。

 なかにはカーナビ専用アプリなども登場し、従来のカーナビではなく、カーナビアプリをメインに使用するユーザーも少なくありません。

 そんな注目が集まる「ナビアプリ」ですが、数あるなかで1番使いやすいアプリはどれなのでしょうか。

 最初にナビアプリと聞いて「Googleマップ」をイメージするユーザーも多いかもしれません。

 DXサービス「口コミコム」が2022年3月にまとめた調査によると、Googleマップは国内シェア率ナンバーワンの84.1%という結果が出ています。

 一方で、そのほかのカーナビアプリは、「Yahoo!カーナビ」が8.5%、「NAVITIME」が1.6%であることから、Googleマップの圧倒的なシェア率がわかります。

 このように、さまざまなナビアプリが存在するなか、Googleマップが圧倒的な使用率を誇る理由のひとつは、スマートフォンだけでなく、タブレットやスマートウォッチにも対応している点があげられます。

 徒歩や公共交通機関を用いた移動の際にも使用できることから、カーナビ機能に限らないため多くのユーザーにとって馴染みのあるアプリになっています。

 普段からGoogleマップを使い慣れているユーザーにとっては、気軽にカーナビとしても利用できる点も嬉しいポイントです。

 そのほかにも、目的地の周辺施設の営業時間や口コミなども閲覧することができるため、目的地に到着してからの行程も計画しやすいなど、道案内以外の機能が豊富となっています。

 また、道を間違えたときに復帰ルートを案内してくれるまでが速く、道を間違えてもすぐに修正ルートを提示してくれるのは、初心者にとっては安心です。

 さらに、Googleマップの次に高いシェア率を誇るYahoo!カーナビは、無料アプリで特にナビとしての機能性が高いアプリといえます。

 カーナビとしての道案内はもちろん、駐車場の空き状況やガソリンスタンドの料金等の検索も行えます。このように、車内や運転中に必要な情報がしっかりと提供されていることから、初めてカーナビアプリを使うユーザーにとってはおすすめです。

 車載ナビにも負けない機能を持ちながら、音声能力可能などの使いやすさも高く大変便利です。ナビの表示も親切で、複数車線がある道路では走行ルートが表示されます。加えて、複数の行き方を表示してくれるため、運転状況に応じたルートを走行できるのも魅力的です。

 さらにGoogleマップでは、トンネル内など電波状況が悪い場所では正確なルート案内が出来ない場合がありますが、Yahoo!カーナビでは独自のシステムで案内を継続するほか、街中に配置されている一時停止などの標識やオービスをアイコンと音声で知らせてくれる機能もあります。

 また月額250円で「スピード注意情報プラス」という全国約500か所の各オービスや取締り情報が知らせれる機能も存在します。

 最後にNAVITIMEが提供する「カーナビタイム」もおすすめのアプリです。カーナビタイムは走行中の表示も複数車線で走行ルートがしっかり明示されているなどわかりやすく、渋滞情報や取締情報などもわかるため、安心して運転できます。

 またYahoo!カーナビと同様にAIによる賢いルートで圏外でも使える他、CarPlay/Android Autoでの利用も可能で、前方の風景が映るようにスマートフォンを設置すると各録画機能によりドライブレコーダーとしても活用可能です。

 カーナビタイムは月額550円でプレミアムコースに加入することができ、広告表示がなくなるだけでなく、迂回ルートの表示なども可能になり、よりカーナビとしての機能が充実します。

■ナビアプリだけでは満足じゃない? それでも車載カーナビが売れている理由とは

 近年ではさまざまなカーナビアプリが無料で提供されていることから、車載カーナビを購入する必要性を感じないユーザーも少なくないかもしれません。

 しかし、実際に国内のカーナビ産業は衰退の色を見せておらず、スマホナビを使用していたにもかかわらず、そこから車載カーナビへと出戻りするユーザーもいるようです。

 カー用品販売店の担当者は、車載カーナビを利用するべきユーザー層について、次のように話します。

「長距離を行き来するお客様は、スマホナビではなく車載カーナビを購入することをおすすめしています。スマートフォンでカーナビアプリを使用すると、バッテリーを多く消耗するケースが多々見られます。

 特に、通勤などなどで長距離の運転に使用する場合は、車載カーナビを使用することが望ましいといえます。

 そのほかには、ファミリー層でお子様を乗せて運転することが多いドライバーです。車載カーナビには地上デジタル放送にも対応しているモデルが多くあり、運転中、後部座席の備え付けモニターに映し出すこともできます」

車載ナビはローカルに地図データを置くことで、方面案内標識など詳細な表示に対応し、道路の高低差も自動認識するなど、より詳細な案内を可能としている(写真:パナソニック「Strada」)

 カーナビは形を変えながら時代とともに進化を遂げ、現在ではアプリ形式で使用するユーザーも増えています。

 車載カーナビとナビアプリは、両者の強みがあることから自身の使用方法を考え、使い分けるのが良いのかもしれません。

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